b9good(B9GOOD)を見てしまった…大丈夫?摘発済みサイトの視聴者リスクと今すぐの対処法

b9good(B9GOOD)を見てしまった後、こんな不安を抱えていませんか?

  • b9goodを見てしまったが、違法だったと後から知った
  • 摘発されたサイトを見ていた自分も調べられるのか不安
  • b9goodの視聴中に変な警告が出て、そのまま閉じてしまった
  • 見てしまった後から端末の動きがおかしい気がする
  • 今からできる対処があるなら知っておきたい

b9goodを見てしまったと気づいたときの不安は、他の海賊版サイトとは少し種類が違います。このサイトは運営者が実際に摘発され、有罪判決まで確定しているからです。

だからこそ「見ていた側はどうなるのか」を、噂ではなく発表されている事実に沿って確認しておく価値があります。

対処だけを先に済ませたい方はこちらの章から読んでも構いません。

この記事を読むと分かること

  • b9goodを見てしまった人がまず押さえるべき3つの事実
  • 「観ただけ」と「保存した」で法律の扱いが分かれる理由
  • アニメ動画のダウンロード規制が漫画より9年早く、条件も厳しい理由
  • 見てしまった後に実際に起きうる3つの実害
  • 今すぐやるべき対処を5つの手順に分けた進め方
  • b9goodを見てしまった人たちが実際に語っていること
  • 不安を残さずにアニメを無料で観る方法

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目次

b9good(B9GOOD)を見てしまった人がまず知るべき3つの事実

b9goodを見てしまった後にスマホで不安を調べている様子

b9goodを見てしまったと分かった直後は、頭のなかで最悪の想像が先に走ります。ただ、実際に確認すべき事実はそれほど多くありません。

不安の中身を整理すると、次の3つに集約されます。順番に確認していけば、自分が本当に気にすべき部分だけが残ります。

  • b9goodは実際に摘発され、判決が確定したサイトである
  • 観ただけの行為に、現行法では直接の罰則が用意されていない
  • 現実的なリスクは法律よりも、視聴中に触れた広告と保存の有無にある

事実1|b9goodは摘発され、運営者の有罪判決が確定している

b9goodは2008年に始まった動画サイトで、その後も名称とドメインを変えながら運営が続いていました。権利者の許可を取らずに日本のアニメを掲載していた、いわゆる海賊版サイトです。

コンテンツ海外流通促進機構(CODA)の発表によると、2023年2月14日から3月21日にかけて中国江蘇省の公安局が関係者4人を拘束し、家宅捜索を実施しています。日本の権利者団体の要請を受けた中国当局による摘発でした。

2023年12月26日には主犯格とされる人物に懲役3年・執行猶予3年6か月、罰金180万人民元(日本円でおよそ3,800万円)の判決が言い渡されました。控訴期間の満了により、この判決は確定しています。

動画の投稿に関わっていた残る2人についても、執行猶予付きの有罪が言い渡されました。摘発された人数は4人、有罪判決に至ったのは3人という内訳です。

掲載されていた作品は合計45,880本にのぼり、アクセスのおよそ95%が日本からだったと発表されています。b9goodを見てしまった人が多いのは、この数字を見れば当然のことです。

事実2|b9goodを「観ただけ」なら現行法に直接の罰則はない

ここが一番不安になるところですが、b9goodをブラウザで再生して観ただけの行為に対しては、日本の著作権法に直接の罰則規定がありません。処罰の対象になるのは、あくまで「複製」にあたる行為です。

ストリーミング再生では、動画データが端末に一時的なキャッシュとして残ります。この一時的な蓄積は再生のために技術上どうしても発生するもので、著作権法上も複製として扱われない整理になっています。

b9goodを見てしまっただけで視聴者が処罰されるという法律上の根拠は、現時点では見当たりません。実際に摘発され判決を受けたのも、アップロードして公開していた運営側です。

事実3|b9goodで本当に危ないのは法律よりも広告と保存

法律の不安が薄まると、今度は別の問題が残ります。b9goodのような無許可の動画サイトは広告収入で成り立っており、その広告の中身まで運営側が選んでいるとは限らないためです。

再生ボタンの位置に別のボタンが重ねられていたり、再生開始と同時に見覚えのないページが開いたりする挙動は、この構造から生まれます。b9goodを見てしまった人が心配すべき中心は、こちら側にあります。

もうひとつが保存です。観るだけなら罰則の対象外でも、動画ファイルとして端末に落とした場合は扱いが変わります。

「見てしまった=逮捕」と考えて検索する人が一番多いのですが、実際に注意すべきポイントはそこではありません。

b9goodを見てしまった後に実際に残る3つの実害

b9goodを見てしまった後の端末に残るリスクのイメージ

b9goodを見てしまった後に問題になるのは、視聴そのものではなく「何が端末に残ったか」です。タブを閉じた時点で終わっているものと、閉じても残り続けるものがあります。

残りうるものは、大きく次の3つです。自分がどれに当たるかを確認してから、次章の手順に進んでください。

  • 偽の警告や更新案内から入れてしまったアプリ・拡張機能
  • 広告先で入力した個人情報やカード情報
  • 端末にダウンロードして残っている動画ファイル

実害1|b9goodの視聴中に入れてしまったアプリや拡張機能

b9goodを見てしまったという相談で最も多いのが、偽警告からの流れです。再生中に「ウイルスが検出されました」「プレイヤーの更新が必要です」といった表示が突然出るパターンを指します。

この表示はサイト側の診断結果ではなく、広告として配信されている画面です。案内に従ってインストールしたものが、実際には別の目的で動く仕組みになっている場合があります。

逆に言えば、表示を閉じただけで何もインストールしていないなら、その時点では何も残っていません。分かれ目は「押した」ではなく「入れた」かどうかです。

実害2|b9goodの広告先で入力した情報は手元に戻せない

2つ目が情報の入力です。b9goodのような無許可サイトの広告からは、当選通知や無料視聴の案内を装った入力画面へ誘導されることがあります。

この実害が厄介なのは、削除で取り消せない点です。アプリなら消せますが、送信済みのメールアドレスや電話番号は手元に戻せません。

だからこそ、入力した心当たりがある人はパスワード変更と明細確認まで進める必要があります。カード番号まで入れていた場合は、少額の試し取引から始まる不正利用に注意してください。

実害3|b9goodから保存した動画だけは法的な扱いが変わる

3つ目が、この記事で最も重要な部分です。観ただけなら罰則の対象外ですが、b9goodの動画をファイルとして端末に落としていた場合は話が変わります。

しかもアニメ動画は、漫画や書籍よりも規制の条件が厳しく設定されています。詳しい制度の話は後の章で整理しますが、保存に心当たりがあるなら、まず削除するのが最優先です。

録画アプリやダウンロード支援ツールを使っていた人は特に確認してください。自分では保存したつもりがなくても、ツール側が自動でファイルを残していることがあります。

b9goodを見てしまった直後にやるべき対処法【5つの手順】

b9goodを見てしまった後の情報流出リスクを表すイメージ

b9goodを見てしまった後にやることは、複雑な作業ではありません。上から順に進めれば、10分ほどで一通り確認が終わります。

全体の流れは次のとおりです。心当たりのない手順は飛ばしても構いませんが、手順1と手順3は全員が済ませておいてください。

  1. タブを閉じ、許可した通知を取り消す
  2. 保存した動画ファイルがあれば削除する
  3. 不審なアプリと拡張機能を確認して消す
  4. 入力したIDとパスワードを変更する
  5. カードの利用明細をさかのぼって確認する

手順1|b9goodのタブを閉じ、許可した通知を取り消す

まずb9goodのタブを完全に閉じます。バックグラウンドで残っていると、広告の読み込みだけが続くためです。

次にブラウザの設定から通知の許可先を確認してください。視聴中に「通知を許可しますか」と出たものをうっかり許可していると、閉じた後も広告が通知として届き続けます。

身に覚えのないサイトが許可リストに入っていたら、その場で削除します。ここまでで、継続的に届く影響のほとんどは止まります。

手順2|b9goodから保存した動画ファイルを削除する

動画を端末に保存していた場合は、この手順が最も重要です。観ただけの状態と、ファイルとして残っている状態では意味がまったく違います。

ダウンロードフォルダやカメラロールを確認し、b9goodから落とした動画があれば削除してください。ゴミ箱や「最近削除した項目」に残っていることもあるため、そちらも空にします。

なお、保存していない人はこの手順を飛ばして構いません。再生しただけならファイルは残らないので、探しても見つからないのが正常な状態です。

手順3|b9goodの視聴中に入れた不審なアプリ・拡張機能を消す

b9goodの視聴中に何かをインストールした記憶がある人は、ここを丁寧に確認します。記憶がない人も、念のため一度は見ておいてください。

スマートフォンではアプリ一覧を開き、自分で入れた覚えのないものがないかを確認します。パソコンではブラウザの拡張機能一覧を開き、動画再生を助けると称する見慣れないものを削除します。

あわせて端末のセキュリティ機能でスキャンをかけると、確認としては十分です。ここまでで異常が出なければ、感染の心配はかなり小さいと考えてよいでしょう。

手順4|b9goodの広告先で使ったIDとパスワードを変更する

b9goodの広告先で会員登録らしき入力をしていた場合は、パスワードの変更が必要です。特に、他のサービスと同じパスワードを使い回していたときは急いでください。

優先順位は、メール・ネット銀行・ショッピングサイトの順です。メールアドレスを乗っ取られると、他サービスのパスワード再設定まで通されてしまうためです。

この機会に二段階認証も有効にしておくと、以後の被害をまとめて防げます。

手順5|カードの利用明細をさかのぼって確認する

カード情報を入力してしまった人は、明細の確認までを1セットにしてください。不正利用は、いきなり高額な決済で始まるとは限りません。

数百円程度の見慣れない海外決済が、有効性を試すために使われることがあります。少額だからと見過ごすと、その後の大きな請求につながります。

心当たりのない明細を見つけたら、自分で判断せずカード会社に連絡します。b9goodを見てしまった経緯まで正直に伝えたほうが、対応は早く進みます。

ここまで済ませておけば、後から思い出して不安になることもなくなります。

b9goodを見てしまった人が気にする「捜査」と「違法性」の線引き

対処が済んでも、法律面の不安だけは残りやすい部分です。b9goodは実際に摘発されたサイトなので、視聴者の情報がどこかに渡っているのではと考えてしまうのも自然なことです。

摘発されたのはb9goodの運営者であって視聴者ではない

今回の件で刑事責任を問われたのは、サイトを運営し動画をアップロードしていた側です。手続きは日本ではなく中国の刑法に基づいて進められました。

報酬を受けて動画を投稿していた人まで対象になっている一方で、b9goodを見ていただけの人が処分を受けたという発表はありません。問われているのは、無断で公開して収益を得ていた側の責任という構図です。

なお日本の著作権侵害の刑事罰も、多くの場合は権利者の告訴が必要な親告罪とされています。ただし一定の悪質なケースでは告訴なしに処罰できる規定もあるため、視聴者が絶対に無関係だと言い切れるわけではありません。

b9goodのようなアニメ動画は、漫画より規制が9年早く条件も厳しい

ここはb9goodのようなアニメ動画サイト特有の注意点です。動画と音楽は、漫画や書籍よりもずっと早い段階から違法ダウンロードの刑事罰の対象になっていました。

有償の音楽・映像を違法配信と知りながらダウンロードする行為は、2012年10月1日施行の改正著作権法で刑事罰の対象になりました。法定刑は2年以下の拘禁刑もしくは200万円以下の罰金、またはその両方です。

漫画や書籍などに対象が広がったのは2021年1月1日施行の改正で、実に9年後のことです。b9goodのようなアニメ動画サイトは、保存に関しては早くから厳しい側に置かれていました。

さらに条件にも差があります。漫画や書籍については「継続的に又は反復して」行った場合に刑事罰の対象とする文言が置かれているのに対し、音楽・映像にはその文言がありません

アニメ動画を1本だけ落とした場合と、漫画を1冊だけ落とした場合では、条文上の扱いが同じではないということです。ただしこれはあくまでダウンロードの話で、b9goodを再生して観ただけの行為には及びません。

b9goodの視聴履歴が今から問題になる可能性は低い

「押収されたサーバーに自分のアクセス記録が残っているのでは」という不安もよく聞きます。気持ちとしては理解できますが、現実的な心配とは言いにくいところです。

そもそも視聴行為に罰則がない以上、視聴者を特定する実益がありません。公表されている内容も、運営の実態と収益に関するものが中心です。

b9goodというサイト自体の危険性を先に押さえておきたい場合は、こちらも参考にしてください。

https://hayamablog.org/manga_anime/b9good-danger

b9goodを見てしまった人たちが実際に語っていること

b9goodについては、知恵袋や掲示板に当時の書き込みが数多く残っています。読んでいくと、不安の内容がいくつかの型に分かれることが分かります。

代表的なのは次の3つの傾向です。特定の投稿を引き写したものではなく、繰り返し語られている内容を一般化してまとめています。

「違法だと知らずにb9goodを見てしまった」という戸惑いの声

最も多いのがこの型です。無料でアニメが観られるサイトとして紹介され、深く考えずに使っていたという内容が中心になります。

b9goodは日本語の画面で作品数も多く、見た目には普通の動画サイトと区別がつきにくい構造でした。摘発の報道で初めて違法だと知った、という書き込みが並ぶのはそのためです。

知らずに見ていたことを責める返信は、実はそれほど多くありません。「今後使わなければいい」「保存していないなら気にしなくていい」という現実的な回答が目立ちます。

b9goodを見てしまった人によく見られる不安の内容

  • 1年以上使っていたので回数が問題になるのではと不安
  • 家族と同じ回線で観ていたことを気にしている
  • 途中まで観た作品を録画アプリで残していた気がする
  • 摘発のニュースを見てから落ち着かない

「b9goodの広告を踏んで端末がおかしくなった」という被害の声

2つ目が実害の報告です。b9goodの再生画面で意図せず広告に触れてしまい、そこから不具合が始まったという内容が中心になります。

語られている症状は具体的です。閉じても別のタブが次々に開く、ブラウザの検索エンジンが勝手に切り替わっている、サイトを離れた後も通知が届き続ける、といった状態が挙げられています。

再生ボタンを押したつもりが別の画面に飛び、そこで案内されたアプリを入れてしまった、という流れも繰り返し出てきます。いずれも前章の手順1と手順3で対応できる範囲のものです。

一方で、動画を観ただけで端末が壊れたという報告はほとんど見当たりません。被害の分かれ目は、やはり広告を踏んだ後に何かを入れたかどうかにあります。

「b9goodを追うのをやめて正規に戻った」という声

3つ目が、無料サイトから離れた人たちの声です。b9goodが摘発された後、探し回るのをやめて正規の配信サービスに移ったという内容になります。

理由として挙げられているのは、費用よりも手間と不安です。広告を閉じる時間、再生できないときに原因を調べる時間、そして今回のように後から心配になる時間が積み重なるためです。

筆者がb9good関連の書き込みを一通り読んで印象に残ったのも、この点でした。後悔の理由として語られているのはウイルスや逮捕そのものではなく、「気にし続けなければならない状態を自分で作ってしまった」という部分です。

実際、摘発から時間が経った今でも「あのとき見てしまったこと」を検索している人がいます。無料で観たつもりが、別のかたちで支払いが発生していたと言えるかもしれません。

不安が残るのは、観た作品ではなく「観た場所」のせいだった、というのが正直なところです。