オンライン英会話を1年続けても話せない3つの原因|2年目に手応えを作る5ステップ

こんなことで悩んでいませんか?

  • オンライン英会話を1年続けたのに話せないままだ
  • 1年前と同じ自己紹介と近況報告を毎回くり返している
  • 質問には答えられるが、自分から話し出せない
  • 続けているのに上達しない自分に自信をなくした
  • 2年目も同じ1年になるのが怖くて手が止まっている

オンライン英会話を1年続けても話せないのは、才能でも年齢でもありません。原因は1年の長さではなく、その1年の使い方にあります。

私自身、30歳まで英語ゼロの国内営業で、最初の1年はほぼ同じ話題を回し続けていました。ここでは、1年目の停滞から抜けるための順番を具体的にまとめます。

この記事を読むと分かること

  • オンライン英会話を1年続けても話せない3つの原因
  • 1年で伸びた人と止まった人を分けている2つの差
  • 2年目に手応えを作る5ステップ(やる順番つき)
  • 続けるべきか、サービスを変えるべきかの判断基準
目次

オンライン英会話を1年続けても話せない3つの原因

オンライン英会話を1年続けても話せないと感じて頬杖をついて考え込む女性

まず、オンライン英会話を1年続けても話せないと感じる仕組みを整理します。原因は大きく3つあり、どれも「サボっていたから」では説明がつきません。

逆に言えば、この3つはどれも今日から手を入れられる部分です。まず全体像を押さえてください。

  • 1年間、話している内容がほとんど同じだった
  • レッスン以外の時間が空白のままだった
  • 伸びを測る記録がなく、変化に気づけていない

原因1:1年間ずっと同じ話題を回していた

オンライン英会話で1年話せないままの人に、いちばん多いのがこれです。自己紹介、週末の予定、仕事の話という3つの話題を1年間くり返している状態になっています。

同じ25分でも、すでに言える表現をなぞる時間と、言えない表現に挑む時間はまったく別の練習です。前者をいくら積んでも、話せる範囲は1年前のままになります。

講師にとっても、初対面の話題は毎回無難に運べるので止められません。結果として、両者にとって快適で伸びないレッスンが完成してしまいます。

ハヤマ

私の1年目も、話題ノートを見返したら「週末の予定」が40回以上ありました。

原因2:レッスン以外の時間が1年間ずっと空白だった

ここは一度、数字で見ると納得が早いです。1回25分のレッスンを週3回で1年続けても、25分×156回=3,900分、つまり年間およそ65時間にしかなりません。

しかも25分のうち自分が話しているのは半分ほどで、実際のアウトプットは年30時間前後です。日本語で暮らしている社会人にとって、これは決して多い量ではありません。

つまり、1年やって話せないのは当然のことが起きているだけです。レッスンの外で英語に触れる時間をどれだけ足せたかが、そのまま差になります。

原因3:伸びを測る記録がなく、変化に気づけていない

3つ目は少し意外かもしれませんが、実際には伸びているのに気づけていないケースです。話せるかどうかを毎回その日の気分で判断していると、調子の悪い日の記憶だけが残ります。

1年前に録音した自分の英語を聞き返せる人は、ほとんどいません。比較する材料がないまま「話せない」と結論を出しているわけです。

この状態が続くと、伸びていても自信だけが削られていきます。記録は上達のためだけでなく、続けるための装置でもあります。

1年で話せるようになった人と、止まった人の分かれ目

ノートパソコンでオンライン英会話のレッスンを受ける男性

同じ1年、同じ回数を受けても、手応えを得た人と止まった人がいます。私が10社以上を試して分かった差は、才能ではなく次の2点でした。

どちらもレッスン中ではなく、レッスンの前後にある習慣です。順に見ていきます。

分かれ目1:自分の英語を観測しているかどうか

伸びた人は例外なく、自分の英語を外側から観測していました。録音を聞き返す、言えなかった文をメモに残す、といった地味な作業です。

自分が何をできて何をできないかを把握する力は、学習心理学ではメタ認知と呼ばれます。ここが働いていないと、練習量を増やしても弱点を素通りし続けることになります。

出典・根拠:ジョン・フラベル「メタ認知」(1979)— 自分の理解や記憶の状態を自分で監視し調整する働きを指す概念。学習の効率を左右する要因として扱われる。

1年話せないと感じている人ほど、この観測がまったく無い状態で走っています。まずは自分の現在地を可視化するところからです。

分かれ目2:目標が「話せるようになりたい」で止まっていないか

もう一つの差は、目標の粒度です。「英語を話せるようになりたい」は願望であって、達成したかどうかを判定できません。

伸びた人は「自社の事業を英語で3分説明する」のように、判定できる形まで落としていました。判定できる目標があると、レッスンの使い方が自動的に決まります。

出典・根拠:バリー・ジマーマン「自己調整学習」(1989)— 学習者が自分で目標を設定し、進み具合を自己観察して方法を修正していく過程を重視する理論。

半年の段階で同じ壁にぶつかった経験がある方は、こちらも参考になります。

オンライン英会話を半年続けても効果ないと感じるあなたへ|元・撃沈組が抜け出した3つの原因と立て直し方

オンライン英会話1年目の壁を抜ける5ステップ

オンライン英会話の学習ステップを整理するノートとパソコン

ここからは、1年話せないまま止まっている状態を動かす手順です。新しい教材を買う必要はなく、いま契約しているサービスのまま始められます。

順番が大事なので、上から1つずつ進めてください。全体像は次の5つです。

  1. 直近3回のレッスンを録音して自分の英語を聞く
  2. 言えなかったことを日本語で10個書き出す
  3. 10個を英語にして「持ちネタ」に変える
  4. レッスン冒頭で使い切る宣言をする
  5. 同じテーマを1週間後にもう一度話す

ステップ1:直近3回のレッスンを録音して自分の英語を聞く

最初にやるのは、練習ではなく計測です。スマホのボイスメモでいいので、次の3回のレッスンを録音して聞き返してください。

ほとんどの人がここで、自分の発話が想像よりずっと短いことに気づきます。単語だけで答えている場面や、同じ接続詞ばかり使っている癖も見えてきます。

聞くのがつらい作業なのは確かですが、1年分の停滞を動かす材料はここにしかありません。3回分で十分です。

ハヤマ

私は初めて聞き返したとき、25分で自分が話していたのは4分ほどでした。

ステップ2:言えなかったことを日本語で10個書き出す

次に、録音を聞きながら「本当はこう言いたかった」を日本語のまま10個書き出します。英語にするのはまだ先です。

ここで出てくる10個が、あなたにとって本当に必要な英語です。市販のフレーズ集より優先度が高い理由は、実際に詰まった場面から抜き出しているからです。

「担当が変わったので引き継ぎ中です」のように、具体的であるほど効果があります。抽象的な言い回しは後回しでかまいません。

ステップ3:10個を英語にして「持ちネタ」に変える

書き出した10個を英語にして、口に出せる状態まで持っていきます。翻訳ツールを使ってかまいませんが、必ず声に出して3回は読んでください。

このとき、難しい構文に直さないことがコツです。中学レベルの文で言い切れる形にしておくと、レッスン中に思い出せます。

10個そろえば、次のレッスンで確実に使える持ちネタができます。これが1年間なかったものです。

ステップ4:レッスン冒頭で使い切る宣言をする

準備した持ちネタは、宣言しないと使えないまま終わります。レッスンの最初に「今日はこの表現を使いたい」と伝えてください。

英語で言うなら「I want to use these sentences today.」で十分に通じます。講師は会話をその方向に寄せてくれます。

この一手間があるだけで、レッスンは講師主導から自分主導に切り替わります。1年間受け身だった人ほど効果が大きい部分です。

ステップ5:同じテーマを1週間後にもう一度話す

最後は、同じテーマをもう一度話す回を作ることです。1週間後に、同じ内容を別の講師に説明してみてください。

2回目は言葉が出るスピードが上がり、余った意識で言い回しを工夫できるようになります。この差が実感できると、停滞感が消えます。

毎回ちがう話題にするより、同じ話題を磨いたほうが伸びます。1年話せないと感じてきた人ほど、ここを試す価値があります。

1年続けた人がやりがちなつまずきと回避策

オンライン英会話の復習メモを書いたノートとスマホ

5ステップを進めるときに、1年続けた人ほどはまりやすい落とし穴があります。ここを避けるだけで、2年目の効率が変わります。

よくある3つを、回避策とセットで挙げます。

つまずき1:教材のレベルを下げるのを恥ずかしがる

1年続けたというプライドが、教材選びを狂わせます。理解できない教材で25分耐えても、身につくものはほとんどありません。

回避策はシンプルで、知らない単語が3つ以内の教材まで下げることです。すらすら言える経験を積み直すほうが、結果的に早く戻れます。

講師に「今日は簡単な教材で流暢さを鍛えたい」と伝えれば、意図はきちんと伝わります。恥ずかしさは1回で消えます。

つまずき2:フリートークだけで1年を過ごす

フリートークは楽しく、続けやすい反面、話せる範囲の中だけで完結します。1年話せないままの人の多くが、この形で回数だけ重ねています。

回避策は、週の半分を教材レッスンに固定することです。教材は自分では選ばない話題を運んできてくれるので、語彙の範囲が強制的に広がります。

フリートークを続けるなら、テーマを事前に決めて予習する形にしてください。無テーマの雑談は上達の面では効率が落ちます。

つまずき3:焦って回数だけ増やす

1年話せないと気づくと、多くの人が回数を増やす方向に走ります。ただし復習が無いまま増やすと、受けっぱなしの回数が増えるだけです。

先に整えるのは頻度ではなく中身です。5ステップを1か月回してから、必要に応じて回数を足してください。

ハヤマ

回数を倍にして疲れ果て、2か月で戻したのが私の失敗です。

話せている感覚はあるのに伸びない、という段階の方はこちらもどうぞ。

オンライン英会話でスピーキングが伸びないあなたへ|話せているのに上達しない3つの原因と直し方

1年話せないときにサービスを見直す判断基準

笑顔で英会話を楽しむ多国籍のグループ

1年やって話せないと、サービスが悪いのではと考えたくなります。ただし乗り換えが有効なのは、原因がサービス側にある場合だけです。

自分がどのタイプかを、次の3つで切り分けてください。

アウトプットの絶対量が足りないタイプ

1回25分を週2〜3回で1年、というペースだった人はこのタイプです。内容の問題以前に、話した総量が足りていません。

この場合は、回数無制限で受けられる形が合います。予約なしで1日に複数回受けられるネイティブキャンプ公式サイトのようなサービスなら、5分の空き時間も練習に変えられます。

ただし量を増やすのは、5ステップで中身を整えた後です。順番を逆にすると、また同じ1年をくり返します。

レッスンの設計が場当たりになっているタイプ

毎回その場で教材を選び、講師も日によってバラバラだった人はこちらです。学習が積み上がらない構造になっています。

教材が体系立っていて順番に進められるサービスのほうが向いています。レベル別教材が豊富なDMM英会話公式サイトのように、教材の道筋が用意されている環境だと迷う時間が減ります。

教材を固定するだけなら、いまのサービスのままでもできます。まずは1か月同じ教材シリーズを続けてみてください。

サービスを変えなくていいタイプ

講師も教材も気に入っているのに話せない、という人は変える必要がありません。この場合の不足はレッスンの外にあります。

録音と復習を足すだけで、同じサービスのまま景色が変わります。乗り換えは最後の手段だと考えてください。

2年目に入る前のセルフチェックリスト

ノートパソコンの前でオンライン英会話のレッスンを楽しむ男性

最後に、2年目を1年目のくり返しにしないためのチェックリストを置きます。今日の時点で何個当てはまるか数えてみてください。

3個以下なら、まずは上の5ステップから戻るのが近道です。

今日つけたい7つのチェック

どれも5分以内で判定できる項目にしてあります。できていない項目が、そのまま2年目の課題になります。

  • 直近のレッスンを録音して聞き返した
  • 言えなかった文が10個書き出してある
  • 次のレッスンで使う持ちネタが決まっている
  • 教材のレベルが自分に合っている
  • 同じテーマを2回話した経験がある
  • 判定できる形の目標がある
  • 1年前の自分の英語と比べる材料がある

7つのうち5つ以上つけば、2年目は確実に変わります。全部を一度にやろうとせず、上から順に埋めてください。

オンライン英会話を1年続けても話せない人のよくある質問

ここでは、1年目の停滞について相談されることの多い質問に答えます。どれも私自身が同じ時期に悩んだ内容です。

1年やって話せないのは英語に向いていないから?

向き不向きではなく、使った時間と方法の問題であることがほとんどです。週2〜3回なら年間のアウトプットは30時間ほどで、まだ結果が出る段階ではありません。

同じ量でも、録音と復習を足した人から先に変化が出ます。判断はその形を3か月試してからで遅くありません。

一度やめて文法や単語の基礎に戻るべき?

やめる必要はなく、並行させるのが現実的です。レッスンを止めると英語に触れる時間がゼロになり、戻るハードルが一気に上がります。

回数を減らして基礎の時間を作る形なら、両方を残せます。減らすときは週1を下限にしてください。

2年目はどのくらいで変化を感じられる?

個人差はありますが、5ステップを回すと1か月ほどで「言いたいことが出るまでの時間」が短くなったと感じる人が多いです。話題が広がる実感はもう少し先になります。

変化に気づくには比較材料が必要なので、今日の録音を必ず残しておいてください。3か月後に聞き返すためのものです。

まとめ:オンライン英会話の1年を、2年目に活かす

オンライン英会話を1年続けても話せないのは、続けたことが無駄だったからではありません。同じ話題を回し、レッスンの外が空白で、記録を残していなかっただけです。

録音して聞く、言えなかった10文を持ちネタにする、同じテーマを2回話す。この3つを足すだけで、1年の使い方は変わります。

そのうえで話す総量が足りないと感じるならネイティブキャンプ公式サイト、教材の道筋が欲しいならDMM英会話公式サイトのような環境を検討してみてください。まずは次のレッスンを録音するところからで十分です。

佐藤みなと(英会話コンパス編集長)
30歳まで英語ゼロの国内営業。オンライン英会話10社以上の無料体験を経て、1年目の停滞を実際に経験しながら英語をやり直した立場で、初心者がつまずくポイントを発信しています。

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