
WordPressのプラグインは何個まで?入れすぎで重くなる本当の原因と減らし方

WordPressのプラグイン、入れすぎかもしれないと感じていませんか?
- プラグインを追加するたびに、サイトが少しずつ重くなっている気がする
- 「10個まで」「20個までなら大丈夫」と書いてあるが、根拠が分からない
- どれを消していいのか判断できず、増えたまま放置している
- 停止したら記事の表示が崩れそうで、怖くて触れない
「WordPress プラグイン 何個まで」で検索すると、10個・15個・20個と、書いてある数字がサイトごとにバラバラです。
先に結論を書くと、プラグインの数そのものは速度低下の原因ではありません。実際に足を引っ張っているのは、たいてい数個の重いプラグインです。
この記事では、数で判断するのをやめて「どれが重いのか」を見分ける方法と、安全に減らす手順を順番に解説します。
この記事で分かること
- 「何個まで」に絶対の正解がない理由と、現実的な目安の置き方
- プラグインが多いと本当に困る4つの場面(速度・不具合・セキュリティ・更新)
- 数ではなく「重さ」で見分ける5つのチェックポイント
- 表示を壊さずに減らす5つの手順(バックアップ・計測・置き換え)
- テーマの標準機能でプラグインを減らす考え方とSWELLの場合(2026年8月時点)
- 減らしすぎたときのデメリットと、削除後に残るゴミの話
筆者も複数のWordPressサイトを運営しながら書いています。テーマ側でどこまで賄えるのかを一緒に確認したい方は、WordPressテーマ SWELL公式の機能一覧を別タブで開いておくと読みやすくなります。
結論|WordPressのプラグインは「何個まで」より「どの2〜3個が重いか」
最初に、数の話にケリをつけておきます。プラグインの個数を数えて安心しても、サイトは速くなりません。


目安は10〜15個。ただしこの数字は目的ではない
個人ブログであれば、10〜15個前後に収まっていれば管理しやすい範囲です。制作会社や情報サイトでは20個前後を上限の目安とする説明もよく見かけます。
ただしこの数字は「これを超えたら壊れる」という境界線ではなく、あくまで管理のしやすさの目安です。
同じ12個でも、軽いものばかりの12個と、重いものが3つ混ざった12個ではまったく別物になります。
数より先に見るべきは「全ページで動くかどうか」
プラグインには、訪問者がページを開くたびに動くものと、管理画面でしか動かないものがあります。
表示速度に影響するのは前者だけです。バックアップや管理補助のプラグインは、数に含まれていても訪問者の体感速度にはほとんど関係しません。
判断を早くしたいなら、テーマとの機能重複から見る
減らす対象を探すとき、いちばん手っ取り早いのは「テーマの標準機能と同じことをしているプラグイン」を探すことです。
目次生成・画像の遅延読み込み・吹き出し・簡易キャッシュあたりは、有料テーマなら標準で持っていることが多く、二重に動かすと不具合の原因にもなります。
プラグインを入れすぎると実際に何が起きるのか
「なんとなく良くなさそう」で終わらせず、具体的に何が起きるのかを4つに分けて整理します。困る場面が分かると、消す判断も速くなります。
表示速度が落ちる(ただし犯人はたいてい数個)
プラグインは、それぞれが独自のCSSやJavaScriptをページに追加し、データベースへの問い合わせを増やします。
ただし影響の大きさはプラグインごとに極端な差があります。2020年から2026年にかけて240以上のWordPressサイトを監査したというWeb制作者のBen Ryan氏は、遅いサイトの原因は「ほぼ常に2〜3個の特定のプラグインがページ読み込み時間の80%を消費していた」と書いています(出典:benryan.com.au)。
同じ記事では、15個のサイトが1ページ8秒かかる一方で、50個のサイトが1.5秒未満で表示される例も紹介されています(出典:benryan.com.au)。
つまり数を減らすことが目的化すると、軽いプラグインを消して重いプラグインを残すという、いちばん意味のない整理になりかねません。
プラグイン同士が干渉して不具合が出る
同じ役割のプラグインを2つ入れると、片方の設定がもう片方に打ち消される、表示が二重になる、といったトラブルが起きます。
よくあるのが高速化系の重複です。キャッシュ系とJavaScript遅延読み込み系を複数重ねた結果、レイアウトが崩れたりボタンが反応しなくなったりします。
この手の不具合は「入れた直後」ではなく、テーマやWordPress本体を更新したタイミングで表面化することが多く、原因の特定に時間を取られます。
セキュリティリスクが積み上がる
プラグインを1つ増やすことは、他人が書いたコードを1つ自分のサイトに置くことでもあります。
セキュリティ企業Patchstackの年次レポートによると、2025年にWordPressエコシステムで新たに報告された脆弱性は11,334件で、そのうち91%がプラグイン、9%がテーマに起因していました(出典:Patchstack「State of WordPress Security in 2026」)。
2024年のレポートでは新規脆弱性が7,966件で、プラグイン起因が96%、前年比34%増と報告されています(出典:Patchstack「State of WordPress Security in 2025」)。
数字は年ごとに変わりますが、傾向ははっきりしています。使っていないプラグインを置いたままにするのは、鍵のかかっていない裏口を増やしているのと同じです。
更新とメンテナンスの手間が増える
プラグインが増えるほど、更新通知の数も増えます。1つずつ更新内容を確認していられなくなり、結局まとめて更新して不具合に気づかない、という状態になりがちです。
記事を書く時間を確保したいなら、管理対象は少ないほうが有利です。減らす価値は速度だけでなく、この「気にする対象を減らす」効果のほうが大きい場面もあります。
プラグインを「数」ではなく「重さ」で見分ける5つのチェックポイント
ここからが実務です。手元のプラグイン一覧を開いて、1つずつ次の観点で見ていきます。


チェック1|訪問者側で動くか、管理画面だけで動くか
お問い合わせフォーム、目次、シェアボタン、ポップアップなどは訪問者側で動きます。ここが速度に効く部分です。
一方でバックアップ、リビジョン管理、リダイレクト管理などは管理画面が主戦場で、表示速度への影響は限定的です。まず前者から疑ってください。
チェック2|機能が重複していないか
目次生成が2つ、SEO系が2つ、画像圧縮が2つ入っているケースは珍しくありません。
多機能な万能型プラグインを入れている場合は特に注意が必要です。単機能のつもりで追加したものと、知らないうちに役割がぶつかっていることがあります。
チェック3|最終更新日が止まっていないか
プラグインの詳細ページには「最終更新」と「有効インストール数」が表示されます。1年以上更新が止まっているものは、脆弱性が見つかっても放置される可能性が高くなります。
代替がある機能なら、更新の止まったプラグインは優先的に外す候補です。
チェック4|そもそも今も使っているか
一度試して合わなかったもの、キャンペーン用に入れて終わったもの、初期設定のときに紹介記事を見て入れたきり触っていないもの。
この「惰性で残っている枠」が、多くのサイトでいちばん大きい削減余地です。使っていないものは停止ではなく削除まで進めます。
チェック5|テーマの標準機能で置き換えられないか
有料テーマを使っているなら、目次・吹き出し・遅延読み込み・広告管理あたりはテーマ側で完結する場合があります。
テーマの設定画面を一度すべて開いて、どこまで標準で持っているかを確認してから、プラグインを残すか決めてください。
プラグインを安全に減らす5つの手順
いきなり一括削除するのは危険です。表示崩れが出たときに、どれが原因か分からなくなります。
次の順番で、1つずつ進めてください。


手順1|今入っているプラグインを一覧で書き出す
管理画面の「プラグイン」一覧を開き、名前・役割・訪問者側で動くかどうかをメモに書き出します。
この段階で「何をするものか説明できないプラグイン」が出てきたら、それが最初の削除候補です。
手順2|バックアップを取ってから触る
プラグインの停止・削除は、設定やデータを巻き込むことがあります。作業前にバックアップを取ってください。
多くのレンタルサーバーには自動バックアップと復元機能が付いています。サーバー側の復元機能が使えるかを先に確認しておくと安心です。
手順3|停止する前と後で速度を計測する
感覚で判断すると必ず迷います。PageSpeed InsightsなどでトップページとPV上位の記事を計測し、数値をメモしておきます。
計測は「停止前」と「1つ停止した後」の2回セットで行うのがコツです。まとめて止めると、どれが効いたのか分からなくなります。
手順4|1つずつ止めて、表示崩れを確認する
停止したら、トップページ・記事ページ・お問い合わせページをそれぞれスマホとPCで開いて確認します。
確認するのは崩れだけではありません。目次が消えていないか、シェアボタンが残っているか、フォームが送信できるかまで見ます。
問題がなければ数日そのまま運用し、影響がないことを確かめてから削除します。停止したままの放置は、更新されない古いコードを残すことになるので避けてください。
手順5|残すものを役割ごとに固定する
最後に、残ったプラグインを役割で分類します。SEO・セキュリティ・バックアップ・フォーム・表示系、といった具合です。
1つの役割につき1つと決めておけば、次に新しいプラグインを見つけたときも「これは今の何と入れ替えるのか」で判断できます。
テーマ側で賄える範囲を先に把握しておきたい場合は、WordPressテーマ SWELL公式のように標準機能を公開しているテーマの一覧と、自分のプラグイン一覧を突き合わせると重複が見つけやすくなります。
テーマの標準機能でプラグインを減らす|SWELLの場合
プラグインを減らす方法としていちばん確実なのは、同じ機能をテーマ側に持たせてしまうことです。ここでは例としてSWELLを取り上げます。
目次・高速化・吹き出しは標準搭載でプラグインが不要になる
SWELL公式サイトでは、高速化機能(キャッシュ・遅延読み込み)、目次の自動生成、JSON-LDの自動生成、広告管理といった機能が標準搭載として案内されています(2026年8月時点)。
この4つを個別のプラグインで用意すると、目次・キャッシュ・構造化データ・広告管理で4枠を消費します。テーマ側に寄せられれば、その分だけ管理対象が減ります。
SWELL公式が「不要」「相性が悪い」としているプラグイン
SWELL公式は、推奨プラグインと合わせて「非推奨・不要・注意すべきプラグイン」を公開しています。主なものを整理すると次のとおりです(2026年8月時点)。
| 分類 | プラグイン例 | 理由 |
|---|---|---|
| 標準機能と重複 | Table of Contents Plus、RTOC(目次) | 目次生成はSWELLに搭載済み |
| 標準機能と重複 | Lazy Load(画像遅延読み込み) | 遅延読み込み機能を搭載済み |
| 標準機能と重複 | Speech Bubble(吹き出し) | 吹き出し機能を搭載済み |
| 相性が悪い | Autoptimize、Async JavaScript、Flying Scripts | 不具合が発生する可能性が高いと明記 |
| 相性が悪い | Jetpack | 機能重複による不具合のリスク |
| 基本不要 | Classic Editor、AddQuicktag、TinyMCE Advanced | ブロックエディター前提のため不要 |
| 非推奨 | Elementor、WooCommerce | ページビルダー・EC用途は想定外 |
この一覧が公開されていること自体が、整理する側にとっては助かります。「消していいプラグイン」がテーマ提供元から明示されているので、判断に迷う時間が減ります。
逆に、SWELLでも入れることになるプラグイン
テーマを入れればプラグインがゼロになるわけではありません。SWELL公式はmetaタグ設定用の「SEO SIMPLE PACK」を必須級として案内しています。
そのほか、XMLサイトマップ、セキュリティ、バックアップ、お問い合わせフォームは公式のおすすめとして挙げられており、結局5個前後は残ります。
つまりテーマの標準機能は「ゼロにする道具」ではなく、重複しやすい表示系の枠をまとめて減らす道具だと考えるのが実態に近い理解です。
標準機能の範囲を確認したい場合は、WordPressテーマ SWELL公式の機能紹介ページで、自分が今入れているプラグインと同じ機能があるかを確かめてみてください。
有料テーマでないとプラグインは減らせないのか|無料テーマとの比較
ここまで読んで「結局テーマを買わせたいのでは」と感じた方もいると思います。公平に、無料テーマの側も見ておきます。
無料のCocoonでも標準機能の範囲は広い
代表的な無料テーマのCocoonは、公式サイトで吹き出し、ブログカード、広告管理、アフィリエイトタグ管理、26種類のオリジナルブロックなどを標準機能として案内しています(2026年8月時点)。
つまり「プラグインを減らす」という目的だけなら、無料テーマでもかなりの部分は達成できます。有料テーマでなければ整理できない、という話ではありません。
| 項目 | Cocoon(無料テーマ) | SWELL(有料テーマ) |
|---|---|---|
| 費用 | 無料 | 17,600円(税込)の買い切り |
| 公式が挙げる標準機能 | 吹き出し、ブログカード、広告管理、アフィリエイトタグ管理、オリジナルブロック26種など | 高速化(キャッシュ・遅延読み込み)、目次の自動生成、JSON-LD自動生成、広告管理など |
| 非推奨プラグインの案内 | フォーラムでの情報共有が中心 | 公式が推奨・非推奨プラグイン一覧を公開 |
| 向いている場面 | 費用をかけずに始めたい・自分で調べて設定できる | 設定に時間を使わず、表示系の重複をまとめて減らしたい |
それでも有料テーマに寄せる人がいる理由
差が出るのは、機能の有無よりも「どこまで公式が面倒を見てくれるか」です。
SWELLのように非推奨プラグイン一覧が公開されていると、整理のたびに調べ直す時間が減ります。無料テーマの場合は、フォーラムや利用者の記事を自分で読み込む前提になります。
買うかどうかの分かれ目は、その調べる時間を自分で持つか、お金で買うかの選択です。
SWELLの料金と、プラグイン削減の観点で見た費用対効果
テーマに寄せる方法を選ぶなら、費用の話は避けて通れません。数字を先に置きます。
| 項目 | 内容(2026年8月時点) |
|---|---|
| 価格 | 17,600円(税込) |
| 支払い形態 | 買い切り(月額・年額ではない) |
| 支払い方法 | クレジットカード(VISA/Master/AMEX/JCB) |
| ライセンス | GPL100%で複数サイトに利用可 |
| アップデート | 購入後の最新版更新は追加費用なし |
価格やライセンス条件は変更される場合があるため、購入前に公式サイトで最新の表示を確認してください。
プラグイン整理の目的で買う価値がある人
無料テーマに機能追加のプラグインを重ねて、すでに20個近くになっている人です。表示系の重複がまとめて解消できるので、整理の効果が出やすくなります。
複数サイトを運営している人も相性が良い条件です。1回の購入で複数サイトに使えるため、サイトが増えるほど1サイトあたりの負担が下がります。
目的がプラグイン削減だけなら、買わなくていい人
今のプラグインが10個以下で、速度計測でも問題が出ていない人には、17,600円を払う理由が薄いです。
重い原因が特定のプラグイン1つだと判明している場合も同じです。その1つを差し替えれば済む話に、テーマ変更という大きい作業を持ち込む必要はありません。
記事数が多い状態でのテーマ変更は、過去記事の装飾を修正する作業が発生します。プラグイン削減だけが動機なら、費用より先にこの作業時間を見積もってください。
プラグインを減らすときのデメリットと注意点
整理は良いことばかりではありません。減らす前に、失うものも把握しておきます。
減らしすぎると必要な機能まで失う
バックアップやセキュリティ系を「表示に関係ないから」と外してしまうのは危険です。速度は上がりませんし、守りだけが薄くなります。
削除の目的はあくまで「重複と不要の解消」であって、個数を競うことではありません。
テーマ依存が強くなる
機能をテーマに寄せるほど、将来テーマを変えるときの作業量が増えます。目次も吹き出しもテーマ独自機能で作っていれば、乗り換え時に表示が崩れます。
長く使う前提でテーマを選ぶか、乗り換えの手間を許容するか。ここは先に決めておくべき分かれ道です。
削除してもデータベースにゴミが残る
プラグインを削除しても、設定値や独自テーブルがデータベースに残ることがあります。プラグイン一覧は片付いたのに、データベースは膨らんだままという状態です。
気になる場合はプラグインの公式説明を読み、アンインストール時にデータを削除する設定があるかを確認してから消してください。
WordPressのプラグイン数についてよくある質問
検索でよく一緒に調べられている疑問を、実務の観点でまとめます。
プラグインは何個までなら安全ですか?
個人ブログなら10〜15個前後が管理しやすい目安です。ただし安全性を決めるのは個数ではなく、更新されているか・重複していないかという中身の条件です。
停止しているプラグインも重くなりますか?
停止中のプラグインはページ表示時には動かないため、速度への影響はほぼありません。ただしファイルはサーバー上に残るため、セキュリティ面では削除まで進めるのが安全です。
プラグインを消したら記事の表示が崩れました
装飾やショートコードをプラグインに依存していた場合に起きます。まず同じプラグインを再インストールして表示を戻し、崩れた箇所を書き換えてから改めて削除してください。
プラグインが多いとSEOに直接不利になりますか?
個数そのものが評価対象になるわけではありません。ただし表示速度の低下やページの不具合は体験を損なうため、間接的に影響する可能性があります。
サーバーを変えれば解決しますか?
サーバー性能が上がれば体感は改善しますが、重いプラグインが軽くなるわけではありません。原因の特定を飛ばして環境だけ変えると、費用が増えたのに同じ悩みが残ります。
まとめ|数を減らすより、重い2〜3個を見つけるほうが先
この記事の要点をまとめます。
- 目安は10〜15個。ただし数は管理のしやすさの指標であって、速度の指標ではない
- 遅いサイトの原因は数個の重いプラグインに集中しやすい
- 脆弱性の大半はプラグイン起因。使っていないものは停止ではなく削除する
- 減らすときは、書き出す→バックアップ→計測→1つずつ停止→役割で固定の順で進める
- 目次・遅延読み込み・吹き出しなど表示系は、テーマ標準機能で置き換えられる場合がある
- テーマに寄せるほど乗り換え時の手間は増えるので、長く使う前提で選ぶ
まずやることは1つです。プラグイン一覧を開いて、「何をするものか説明できないプラグイン」に印を付けてください。
そこが最初の削減候補で、たいていは表示にも管理にも効いてきます。
表示系の重複をまとめて減らしたい場合は、テーマ側の標準機能を確認するのが近道です。機能一覧と価格はWordPressテーマ SWELL公式で確認できます(価格・仕様は変更される場合があります)。
速度の話をさらに詰めたい方はSWELLは遅い?WordPressテーマの表示速度が落ちる7つの原因を、テーマの機能が多くて持て余している方はSWELLは使いこなせない?機能が多すぎて挫折する原因と最初に覚える7機能もあわせて読んでみてください。
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