
はてなブログからWordPressへの移行で後悔する5つの理由|移していい人とやめたほうがいい人

はてなブログからWordPressへの引っ越しで、こんなふうに迷っていませんか?
- 移行した人の「アクセスがガタ落ちした」という話を読んで手が止まっている
- いま積み上げた検索順位を捨てることになるのか知りたい
- はてなブログProの料金とWordPressの費用、どちらが高いのか分からない
- 記事も画像もちゃんと移せるのか、途中で壊れないか不安
- そもそも自分は移すべきなのか、残ったほうがいいのか判断できない
はてなブログからWordPressへの移行は、「移してよかった」という報告と「戻りたい」という後悔談が同じくらい見つかる、評価の割れるテーマです。
ただ、後悔談をいくつも読み比べていくと、後悔した人と満足した人は、移行前の状態がはっきり違うことが分かります。作業が下手だったから失敗した、という話ではありません。
この記事では、後悔の原因になる5つの落とし穴を、はてな公式ヘルプとGoogle検索セントラルの記載で1つずつ裏を取りながら整理します。そのうえで、移していい人・やめたほうがいい人を分ける条件と、費用がいくら増えるのかまで書きます。
この記事で分かること
- 後悔するかどうかを分ける、たった1つの条件
- 旧URLからのリダイレクトが打てないという、はてな公式が明記している制約
- 移行後にはてなブログを消すと画像が消える仕組み
- はてなブログProとWordPress運用の料金比較(2026年8月時点)
- サーバー各社の「WordPressかんたん移行」がはてなブログでは使えない理由
- 移していい人・いま移さないほうがいい人の具体的な条件
なお、移行先のサーバー料金は記事の後半で他社と並べて比較します。先に金額だけ確認しておきたい方は、ConoHa WING公式を別タブで開いておくと照らし合わせやすくなります。
結論|はてなブログからWordPressへの移行で後悔するかは「独自ドメインかどうか」で決まる
先に結論を書きます。後悔するかどうかは、作業の丁寧さでも記事数でもなく、移行前のはてなブログを独自ドメインで運用していたかどうかでほぼ決まります。
理由は単純で、ドメインが同じなら記事のURLをそのまま引き継げるのに対し、hatenablog.comのままだと全記事のURLが別物になるからです。
独自ドメインで運用していた人は、移しても評価を持ち越せる
すでにexample.comのような独自ドメインではてなブログを書いていた場合、WordPressへ移してもドメインは変わりません。
WordPress側のパーマリンクをはてな時代と同じ形にそろえれば、記事のURLを変えずに中身だけをWordPressへ入れ替える状態を作れます。被リンクも検索順位も、原則そのまま引き継がれます。
ただし、記事ごとにカスタムURLを設定していた場合は一括では合いません。その分は個別に確認が必要です。
この場合の移行は、引っ越しというより設備の入れ替えに近い作業です。後悔談の多くは、ここに当てはまりません。
hatenablog.comのまま移す人は、検索流入がいったんリセットされる
問題は無料版、つまり◯◯.hatenablog.comのURLで書いてきた場合です。
WordPressに移す以上、新しい独自ドメインを取るしかありません。つまり全記事のURLが変わります。
そして後述するとおり、はてなブログ側で旧URLから新URLへのリダイレクトを設定する手段が用意されていません。
検索エンジンから見ると、これは「見慣れたページが消えて、まったく新しいサイトが立ち上がった」のと同じです。順位も被リンクの評価も、基本的には引き継げません。
後悔談の中心にあるのは、ほぼこのケースです。逆に言えば、この一点を理解して覚悟したうえで移るなら、後悔の大部分は事前に消せます。
はてなブログからWordPressへ移行して後悔する5つの理由
ここからは、実際に後悔の原因になっている5つの落とし穴を、根拠と一緒に1つずつ見ていきます。
どれも移行後に気づくと取り返しがつきにくいものばかりなので、作業に入る前に目を通しておいてください。


理由1|旧URLからのリダイレクトが自分では打てない
最大の落とし穴がこれです。はてなブログには、記事単位で外部へ301リダイレクトをかける機能がありません。
はてなブログのヘルプ「はてなブログを独自ドメインで利用する」では、サブドメインからネイキッドドメインへ変更する場合について「旧ドメインから新ドメインへのリダイレクトは行われません。必要な場合は、ご自身で設定をお願いいたします」と案内されています。
あわせて、リダイレクト設定に関する問い合わせはサポート対象外とも明記されています。
はてな側でリダイレクトを引き受ける仕組みではない、ということです。まして◯◯.hatenablog.comから外部のWordPressへ301リダイレクトをかける手段は、はてなブログに用意されていません。
一方でGoogle検索セントラルは、URLを変更するサイト移転について「技術的に可能な場合はサーバーサイドの永続的なリダイレクトを使用してください」とし、そのリダイレクトを一般的には1年以上保持するよう推奨しています。旧URLへのリンクを再クロールして、すべてのシグナルを新URLへ転送するためです。
つまり、Googleが「これをやってください」と言っている引き継ぎ作業が、無料版のはてなブログでは物理的にできません。ここが評価リセットの正体です。
次善の策は、はてな側の記事を消さずに残し、本文の冒頭に新URLへのリンクを置いて、中身を要約程度に削るやり方です。
Googleもサーバーサイドが無理な場合の最終手段としてクライアントサイドのリダイレクトに触れていますが、効果はサーバーサイドに及びません。あくまで緩衝材と考えてください。
理由2|はてなブックマークと読者からの流入が消える
はてなブログには、検索エンジン以外の流入経路があります。読者登録、はてなスター、そしてはてなブックマークです。
WordPressへ移ると、この経路は丸ごと無くなります。移行前のアクセスに占めるはてな内部からの割合が高かった人ほど、移行直後の数字の落ち込みは大きくなります。
はてな公式ヘルプも、ブログの移転時に「はてなブックマークやはてなスターは移行されません」と説明しています。ブックマーク数は記事に紐づく資産ですが、URLが変わればゼロからのやり直しです。
移行を経験した個人ブログでも、アクセス減とそれに伴う広告収入の落ち込み、コミュニティを失った寂しさを挙げる声が目立ちます。数字だけでなく、反応がなくなること自体がモチベーションに効いてくる部分です。
逆に、もともと検索流入が中心で、はてな内部からの流入が1割程度しかない人であれば、この項目のダメージは小さくなります。移行を決める前に、アクセス解析で流入元の内訳を確認しておくと判断を誤りません。
理由3|画像がはてな側に残ったままになる
これは移行直後には気づきにくい、時限式の落とし穴です。
はてなブログのエクスポート機能は、MT(Movable Type)形式のテキストファイルを出力します。
公式ヘルプによれば、含まれるのは記事本文とコメントで、「写真やイラストなど、ブログに掲載した自身のコンテンツは、それぞれ個別にバックアップしてください」と案内されています。画像そのものはエクスポートに入りません。
はてなブログに載せた画像は、はてなフォトライフというサービス側に保管されています。MTファイルをWordPressにインポートすると、記事の中の画像タグははてなフォトライフのURLを指したままになります。
この状態でも表示自体はされるので、移行できたように見えてしまいます。ところが後日はてなのブログを削除したり退会したりすると、参照先が消えて全記事の画像が一斉に表示されなくなるという事故が起きます。
フォトライフ側で画像を消すと記事中の画像も消える、という関係を知らないまま整理してしまうケースも同じです。
対処は、インポート後に画像を自分のサーバーへ取り込み、記事内のURLを置き換えることです。プラグインで一括処理できますが、移行作業の中では忘れられやすい工程なので、チェックリストに入れておいてください。
理由4|移行そのものが「想定されていない作業」で詰まりやすい
手順を解説した記事は山ほどありますが、実際にやると想定外のところで止まります。
よくあるのは、ドメインのネームサーバー変更が反映されず数日単位で足止めされる、参照した手順記事が数年前のもので実際の画面と一致しない、過去記事に残っている「はてなブログ タグ」への自動リンクを外す必要がある、といった類のものです。
はてなブログもWordPressも、それぞれ単体では完成度が高いサービスです。ただし「両者をまたぐ引っ越し」は、どちらも主要な用途として設計していません。
手順そのものは難しくなくても、2つのサービスの前提の違いが細部で噛み合わず、そこで時間を取られます。
記事数が多いほど、この手戻りは効いてきます。100記事を超えるなら、休みの日を丸ごと2日は空けておくつもりで計画したほうが安全です。
理由5|デザイン調整に時間を取られて記事が書けなくなる
移行後にいちばん多いのが、この「時間の使い方が変わってしまう」問題です。
WordPressは何でも変えられるぶん、触り始めると終わりがありません。移行後しばらく新規記事が1本も出せなかった、という報告は珍しくありません。
はてなブログは、書くことだけに集中できる環境を最初から用意してくれていました。その快適さは、失ってから気づく種類のものです。
対策としては、移行から1か月は「デザインは触らない」と決め、記事の投稿ペースを落とさないことです。カスタマイズは順位が戻ってきてからでも遅くありません。
移行で増える費用はいくらか|はてなブログProとWordPressの料金比較
「WordPressはお金がかかる」と言われますが、はてなブログProを使っている人にとっては、実は差額がそれほど大きくありません。
以下はいずれも2026年8月時点で各社の公式ページに掲載されている金額です。料金やキャンペーンは変更されることがあるため、申し込み前に必ず公式で最新の表示を確認してください。
はてなブログProの料金
独自ドメインを使うにはProへの加入が必要です。公式の料金は次のとおりです。
| コース | 支払額 | 月額換算 |
|---|---|---|
| 1か月コース | 1,008円 | 1,008円 |
| 1年コース | 8,434円 | 703円相当 |
| 2年コース | 14,400円 | 600円相当 |
Proでは広告の非表示、写真アップロード容量が月3GB(無料版は月300MB)、記事の復元履歴が過去50件(無料版は5件)といった違いもあります。
WordPressに必要な料金
WordPress自体は無料で、費用はレンタルサーバー代と独自ドメイン代です。主要2社の料金を並べます。
| 項目 | ConoHa WING(ベーシック) | エックスサーバー(スタンダード) |
|---|---|---|
| 12か月契約 | 月970円 | 月990円 |
| 24か月契約 | 月844円 | 月836円 |
| 36か月契約 | 月659円 | 月693円 |
| 初期費用 | 無料 | 0円 |
| 独自ドメイン | WINGパックで2つ無料 | 永久無料ドメイン2つ |
| 自動バックアップ | 無料(過去14日分) | あり |
| キャンペーン期限 | 2026/9/9 16:00まで(最大54%OFF) | 2026/9/7 17:00まで |
どちらもWINGパック・独自ドメイン特典を使えばドメイン代が実質かからないので、月々の負担はサーバー代だけになります。
実際に増える金額は月60〜400円ほど
はてなブログPro(2年コースなら月600円相当)と、サーバーの36か月契約(月659〜693円)を比べると、差は月60〜100円程度です。
12か月契約で始めた場合でも月970〜990円なので、Proの2年コースとの差は月400円弱にとどまります。「WordPressにすると費用が跳ね上がる」という心配は、Pro利用者にはほぼ当てはまりません。
むしろ負担が増えるのは、無料版から移る人です。0円だったものが月1,000円前後になるため、収益がまだ立っていない段階なら、その出費を何か月続けられるかを先に決めておいたほうがいいでしょう。
金額の内訳はブログのランニングコストを整理した記事にまとめています。
キャンペーン価格や特典の条件は時期で変わるため、金額はConoHa WING公式で現在の表示を確認してから判断してください。
注意|「WordPressかんたん移行」ははてなブログには使えない
サーバー各社が用意している移行ツールを当てにしている人がいますが、ここは誤解が多いところです。
かんたん移行の対象は「WordPressからWordPress」
ConoHa WINGの「WordPressかんたん移行」は、他社サーバーで動いているWordPressをそのまま移すための機能です。
公式サポートの利用条件にも、移行元がWordPressであることが前提として書かれています。加えて、WordPress.comからの移行やマルチサイト構成は対象外、ダッシュボードのログインに二段階認証を使っているサイトも不可、といった制限が並びます。
はてなブログはWordPressではないので、この機能ははじめから対象外です。「かんたん移行があるから大丈夫」と考えて契約すると、当てが外れます。
はてなブログから移すときに実際に使う手段
使うのは、はてな側のエクスポート機能とWordPress側のインポート機能です。
はてなブログがMT形式のテキストを書き出し、WordPressの「Movable Type と TypePad」インポーターがそれを読み込む、という流れになります。
無料でできますが、全自動ではありません。画像の移し替えとURL設計は手作業です。
逆に言えば、サーバーの選択が移行の難易度を大きく左右することはありません。移行のしやすさよりも、移行後に使い続けやすい環境かどうかで選んで問題ないということです。
後悔しないためのはてなブログ移行手順
ここからは実際の作業手順です。順番を間違えると取り返しがつかない工程があるので、上から順に進めてください。
全体の流れは次の5ステップです。
- サーバーを契約してWordPressを立てる
- はてなブログからMT形式で記事を書き出す
- WordPressに記事をインポートする
- 画像を自分のサーバーへ移し替える
- URLを整えて、はてな側の扱いを決める


手順1|サーバーを契約してWordPressを立てる
最初にレンタルサーバーを契約し、WordPressをインストールします。
すでに独自ドメインではてなブログを運用している人は、この時点ではまだドメインの向き先を変えないでください。WordPress側の準備が終わる前に切り替えると、その間サイトが表示されなくなります。
サーバー会社が用意している仮のURL(初期ドメイン)で先に組み立てるのが安全です。
無料版から移る人は、このタイミングで新しい独自ドメインを取得します。サーバーの特典ドメインを使えば追加費用はかかりません。
手順2|はてなブログからMT形式で記事を書き出す
はてなブログの管理画面から、記事のエクスポートを実行します。書き出されるのはMT形式のテキストファイル(UTF-8)です。
エクスポート前に、本文中の「はてなブログ タグ」へのリンクを確認しておきましょう。この自動リンク付与機能は2026年2月に廃止されましたが、それ以前に投稿した記事には既存のリンクがそのまま残っています。
書き出したファイルは、作業が全部終わるまで消さずに保管してください。やり直しの起点になります。
手順3|WordPressに記事をインポートする
WordPressの管理画面から「ツール」→「インポート」と進み、Movable Type と TypePad のインポーターを導入して、先ほどのファイルを読み込みます。
記事数が多い場合、サーバーのアップロード上限に引っかかってファイルが弾かれることがあります。その場合はファイルを分割するか、上限値の設定を調整してください。
取り込みが終わったら、記事数が一致しているか、日付が正しいか、カテゴリーが入っているかを必ず確認します。
手順4|画像を自分のサーバーへ移し替える
先ほど触れたとおり、この時点では画像がはてなフォトライフを参照したままです。
外部の画像をメディアライブラリへ取り込むプラグインを使い、記事内のURLを自分のドメインに置き換えます。作業後は、ランダムに数記事を開いて画像が自分のサーバー由来になっているかをチェックしてください。
この工程を終えるまで、はてな側のブログや画像は絶対に削除しないでください。参照元が消えると復旧できません。
手順5|URLを整えて、はてな側の扱いを決める
独自ドメインを引き継ぐ人は、WordPressのパーマリンク設定をはてな時代の形に合わせます。/entry/2026/08/30/記事名のような形なら、カスタム構造で同じ並びを再現できます。
ここを合わせておくと、ドメインの向き先を切り替えた瞬間から、既存の検索結果のリンクがそのまま新しいサイトに着地します。旧記事のURL一覧を書き出して、切り替え後に何本かアクセスして確認しておくと安心です。
無料版から移る人は、はてな側のブログをすぐ消さず、当面は残します。記事本文の冒頭に新しいURLへの案内リンクを置き、本文は要約程度に短くしておくのが現実的な落としどころです。
サーバーの申し込みからWordPressの設置までは、管理画面の案内に沿って進めれば30分ほどで終わります。手順の詳細はConoHa WING公式のガイドが画面付きで用意されています。
移行して後悔しない人・やめたほうがいい人
ここまでの内容をふまえて、移行に向いている人とそうでない人を分けます。自分がどちらに当てはまるかで判断してください。
移行して後悔しにくい人
すでに独自ドメインで運用している人は、迷う理由がほとんどありません。URLを引き継げるため、移行のリスクが構造的に小さいからです。
- 独自ドメインではてなブログを運用している
- アクセスの大半が検索経由で、はてな内部からの流入が少ない
- アフィリエイトや広告で長期的に収益を作るつもりがある
- デザインやプラグインを自分で組み替えたい理由がはっきりしている
- 移行作業にまとまった時間を確保できる
特に3つ目は大きな理由になります。はてなブログは規約の範囲内での運用が前提であり、サービスの方針変更に自分の資産が左右されます。
自分でやめない限り消えない場所に記事を置くという点は、収益化を続けるほど効いてきます。
いま移行しないほうがいい人
逆に、次のどれかに当てはまるなら、今は移らないほうが結果が良くなります。
- 無料版で、いま検索から毎日それなりのアクセスが来ている
- はてなブックマークや読者からの流入が主力になっている
- 記事数が20本程度で、まだ書くこと自体が習慣になっていない
- 収益がゼロで、月1,000円の固定費を続ける見通しが立たない
- 移行作業にあてられる時間がまとまって取れない
1つ目は特に重要です。順位がついている記事を抱えたまま無料版から移ると、その流入をいったん失います。
ただしこれは「移ると決めている場合」の話です。移ると決めたなら、順位がつく前・記事が増える前ほど失うものは小さくなります。
3つ目・4つ目に当てはまる人は、まずはてなブログのまま記事を増やすことをおすすめします。環境を変えても、書けない状態は変わりません。
この点はブログを始めて3か月アクセスがないときの記事でも触れています。
移行した人の声|良かった点と後悔した点
実際に移行した人の記録を読み比べると、評価は見事に割れます。どちらの声も同じくらい参考になるので、両方を並べます。
移してよかったという声
肯定的な感想で共通しているのは、自由度と安心感です。
CSSやHTMLを書かなくても吹き出しやボタンを置ける、広告の配置を自分で決められる、といった記事づくりの自由さを挙げる人が目立ちます。テーマを入れるだけで見た目が整うため、はてな時代のカスタマイズの手間から解放されたという声もあります。
そしてもう1つが、自分がやめない限りブログが残るという安心感です。サービスの都合で仕様や規約が変わるたびに振り回されない、という点を移行の最大の収穫に挙げる人は少なくありません。
後悔したという声
否定的な感想は、ほぼ3つに集約されます。アクセスの落ち込み、作業の重さ、そしてコミュニティの喪失です。
アクセス減にともなって広告収入も下がったという報告や、ドメインの設定が反映されず表示できない期間が続いたという記録、移行作業に追われて新規記事の更新が止まったという話など、いずれも移行直後の数週間に集中しています。
裏を返せば、この時期を織り込んで計画しておけば、後悔の多くは想定内の出来事に変わります。移行を「1日で終わる引っ越し」ではなく「1か月かけて元に戻す作業」と捉えておくと、心理的な落差が小さくなります。
移行先はどこがいいか|ConoHa WINGとエックスサーバーの選び分け
移行先は、料金だけで見ればどちらを選んでも大差ありません。先ほどの比較表のとおり、月額は数十円の違いです。
判断材料になるのは、契約の組み方と運用面の特徴です。
ConoHa WINGが向いているケース
初期費用がかからず、WINGパックでドメイン2つが無料になるため、最初の出費を抑えたい人に向いています。
管理画面でドメイン取得からWordPress設置までが完結するので、はてなブログしか触ってこなかった人でも迷いにくい作りです。過去14日分の自動バックアップが標準でついている点も、移行直後の不安定な時期には効きます。
ConoHa WINGの評判や料金の詳細はConoHa WINGの評判をまとめた記事で扱っています。
エックスサーバーが向いているケース
利用実績とサポート情報の量を重視するなら、エックスサーバーも有力です。
10日間の無料お試し期間があるため、先に管理画面を触ってから決めたい人には向いています。解説記事の数が多く、つまずいたときに検索で答えが見つかりやすい点も実務的なメリットです。
はてなブログからWordPressへの移行でよくある質問
移行前に迷いやすいポイントを、まとめて整理しておきます。
移行するとアクセスはどのくらい落ちますか?
条件によって差が大きく、一律の数字は出せません。独自ドメインを引き継いでURLもそろえた場合は、Googleが説明するとおり一時的な変動にとどまることが多く、時間の経過とともに落ち着いていきます。
Google検索セントラルは、移転の反映にかかる期間を中規模のサイトで数週間、より大規模なサイトではそれ以上と説明しています。少なくとも1か月単位で見る必要があります。
無料版から新ドメインへ移る場合は、はてな内部からの流入も含めて大きく落ちる前提で考えてください。
はてな側のブログは削除すべきですか?
画像の移し替えが完全に終わるまでは、絶対に消さないでください。終わったあとも、旧URLからの案内役として残しておくほうが無難です。
同じ本文をそのまま両方に置き続けるのは避け、新しい記事へ誘導する短い内容に整理しておきましょう。
はてなブックマークの数は引き継げますか?
引き継げません。はてな公式も、移転時にはてなブックマークやはてなスターは移行されないと説明しています。
URLが変わる以上、新しいページとして扱われます。
記事が少ないうちに移ったほうがいいですか?
移ると決めているなら早いほうが有利です。失う順位も、書き換える記事の数も少なくて済みます。
ただし更新が止まりがちで固定費の見通しが立たない段階なら、無理に移らず、まず書き続けられる状態をつくるほうが先です。
移行にはどのくらい時間がかかりますか?
サーバー契約からインポートまでは、順調なら半日程度です。ただしドメインの反映待ちや画像の置き換え、デザインの調整を含めると、実際には数日から数週間かかると見ておいてください。
記事数が多いほど確認作業が増えます。
まとめ|移行の可否は独自ドメインかどうかで判断する
はてなブログからWordPressへの移行で後悔するかどうかは、次の1点でほぼ決まります。
- 独自ドメインで運用中なら、URLを引き継げるので移行の痛みは小さい
- 無料版のままなら、リダイレクトが打てず検索流入はいったんリセットされる
- はてなブックマーク・読者からの流入は、どちらの場合も引き継げない
- 画像ははてな側に残るため、移し替えるまでブログを消してはいけない
- 費用はPro利用者なら月60〜400円ほどの差にとどまる
移行そのものは、手順どおりにやれば必ず終わります。むしろ判断を誤りやすいのは、いま移るべきタイミングなのかどうかのほうです。
移ると決めたなら、記事が増えないうちに動いたほうが失うものは少なくて済みます。まずは移行先を決めて、仮のURLでWordPressを立てるところから始めてください。
料金と特典の最新の条件はConoHa WING公式で確認できます。
なお、本記事に記載した料金・仕様は2026年8月時点で各社の公式ページに掲載されていた内容です。キャンペーンや条件は変更されることがあるため、申し込み前に必ず公式サイトで最新の情報をご確認ください。
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