
ブログ1年で稼げないのは普通?2年目に伸びる人と沈む人の分かれ目

ブログを1年続けたのに稼げない。こんな状態になっていませんか?
- 1年書いてきたのに、月の収益がまだ数百円のまま
- アクセスも伸びず、自分だけが遅れている気がする
- サーバーの更新月が近づいてきて、続けるか迷っている
- あと1年やれば変わるのか、見切りをつけるべきか分からない
1年という区切りは、ブログを続けるうえで一番きつい場所です。始めた頃の勢いは消えていて、それでいて数字はまだ動いていません。
ただ、1年続けた人には、始めたばかりの人が絶対に持てないものがあります。12か月分の「答え合わせ済みのデータ」です。
そしてこのデータには期限があります。この記事では、1年目にしか使えない情報の読み方と、2年目に立て直す具体的な手順を整理します。
この記事で分かること
- ブログ1年で稼げないのは普通なのか、遅れているのか
- 1年目だからこそ起きている5つの不振の理由
- 1年時点で確認すべき5つの数字と目安
- 1年目のデータが16か月で消えるという期限の話
- 2年目に立て直す5つの手順とサーバー費用の実際
結論|ブログ1年で稼げないのは普通、決まるのは1年分の記事の使い方
先に答えを書きます。1年で稼げないこと自体は多数派で、それだけで向き不向きを判断する材料にはなりません。


分かれ目になるのは、1年分の記事から情報を引き出せているかどうかです。ここを飛ばして新規投稿を続けると、2年目も同じ景色が続きます。
1年で稼げないこと自体は多数派
日本アフィリエイト協議会(JAO)の「アフィリエイト市場調査2025」では、月1,000円未満の人が52.5%でした(2025年12月実施・有効回答1,000名)。運営歴1年前後なら、収益がほぼゼロでも珍しいことではありません。
収益の分布そのものについては、別記事で年ごとの推移まで詳しく扱っています。
ブログが稼げないからやめた人と続けた人の分かれ目|判断基準を数字で解説
1年経ったからこそ手に入る情報がある
この記事で扱いたいのはこちらです。1年目の記事は、すでに検索エンジンの評価が定まっています。
つまり、どのテーマなら順位が付くのか、自分の書き方は上達しているのか、といった問いに答えが出せる状態です。3か月目の人には、まだ判断材料がありません。
1年目の不振は、この情報を使わずに走り続けたことが原因になっている場合がほとんどです。
「ブログは1年で7割がやめる」という数字の読み方
継続率の話をしておきます。よく引用される数字には出どころがあり、これを知っておくと必要以上に振り回されずに済みます。
元データは2000年代後半の調査
「1年後に残るのは30%、3年後は3%」という数字は、総務省情報通信政策研究所が2009年3月に公表した「ブログの実態に関する調査研究」が元になっています。ネット上のブログ記事を収集したデータから、更新が続いている割合を推計したものです。
ただし当時とはSNSの状況も検索の仕組みもまるで違います。この数字を現在の実態としてそのまま扱うのは、正確とは言えません。
それでも「1年続けた人は少数派」という方向性は変わらない
正確な継続率は分からない、というのが誠実な答えです。ただ、当時の推計でも1年後に更新が続いているブログは3割にとどまっていました。
1年続けられた時点で、多くの人が離れた後の場所に立っています。続いていること自体は、すでに一つの結果だと考えて構いません。
ブログを1年続けても稼げない5つの理由
ここからは、1年という期間を経たからこそ起きている不振の理由を5つ挙げます。始めたばかりの人には起こらない種類の問題です。


- 1年前の記事が今どの順位にいるか把握していない
- 前半に書いた記事の情報が古いまま放置されている
- 似たテーマの記事が増えて自分同士で食い合っている
- 収益につながる導線が1本も引かれていない
- 記事と画像が溜まって表示が重くなっている
理由1|1年前の記事が今どの順位にいるか見ていない
1年前に公開した記事は、すでに評価が固まっています。そこに答えが出ているのに、確認しないまま次を書き続けている状態です。
実際に見てみると、思ってもいなかった記事が20位前後に入っていることがあります。書いた本人の手応えと、実際の順位はよく食い違います。
この確認をしていないと、伸びる可能性のある1本を素通りし続けることになります。
理由2|前半に書いた記事の情報が古くなっている
1年前の記事には、1年前の価格やサービス内容が書かれたままです。料金改定やサービス終了があれば、その記事は事実と違う内容を載せていることになります。
読者は日付と中身のズレに気づきます。順位が付いていた記事ほど、鮮度の劣化で静かに下がっていきます。
これは1年目に特有の問題です。半年では表面化せず、1年を過ぎたあたりから効いてきます。
理由3|似たテーマの記事が増えて自分同士で食い合っている
記事数が数十本を超えると起きるのが、自分のサイト内での競合です。同じような話題を別の記事で書いてしまい、検索エンジンがどちらを出すか決めきれない状態になります。
結果として、どちらの記事も中途半端な順位で止まります。1本にまとめれば上位を狙えたはずの内容が、2本に分散している形です。
記事数が増えるほど起きやすくなるため、1年目の後半から意識する必要があります。
理由4|収益につながる導線が1本も引かれていない
アクセスが少しずつ増えていても、紹介する対象がなければ収益は発生しません。1年分の記事が、すべて解説だけで終わっているケースです。
この場合に必要なのは記事数ではなく、既存記事から次の行き先を作ることです。作業量としてはごく小さい部類に入ります。
理由5|記事と画像が溜まって表示が重くなっている
見落とされやすいのが表示速度です。1年分の画像とプラグインが積み上がると、開始当初より確実に重くなります。
検索結果でクリックされても、表示に数秒かかると読者は戻ってしまいます。ここは記事の中身と違い、環境の見直しで改善できる部分です。
1年時点で確認すべき5つの数字と目安
ここが本題です。「稼げない」を漠然と捉えず、どこで詰まっているのかを数字で切り分けます。


使うのはGoogleサーチコンソールとアナリティクスで、どちらも無料です。以下は運営1年前後の個人ブログで一つの分岐点になる目安として整理しました。
| 確認する数字 | 1年時点の目安 | 下回るときの原因 |
|---|---|---|
| インデックス済みページ数 | 公開記事数の8割以上 | 技術的な問題・記事の質 |
| 月間の表示回数 | 1,000回以上 | キーワード選定 |
| 平均掲載順位 | 30位以内の記事が数本 | 記事の深さ・競合の強さ |
| クリック率 | 順位に対して極端に低くない | タイトルと説明文 |
| 収益記事の本数 | 最低1本 | 導線がない |
表示回数が月1,000回未満なら、キーワード選定の問題
表示回数は「検索結果に出ているか」を示す数字です。ここが極端に少ないなら、記事の質より手前の段階でつまずいています。
誰も検索していない語を狙っているか、競合が強すぎて圏外にいるかのどちらかです。より具体的で競合の少ない語に絞り込むのが対処になります。
表示回数はあるのにクリックが少ないなら、タイトルの問題
検索結果には出ているのに選ばれていない状態です。この場合、本文を書き直す必要はありません。
タイトルと説明文を検索した人の言葉に寄せるだけで改善することがあります。作業量がもっとも少なく、反応も早い部分です。
クリックはあるのに収益ゼロなら、導線の問題
読まれているのに収益が出ないなら、記事の中に次の行き先が用意されていません。1年分のアクセスがすでにあるなら、もっとも成果に近い位置にいます。
記事数と収益の関係については、こちらでも詳しく扱っています。
ブログ100記事で稼げないのはなぜ?原因の切り分け方と立て直す手順
1年目のデータには期限がある|サーチコンソールの16か月問題
ここは1年続けた人にだけ関係する話です。あまり語られませんが、放置すると取り返しがつかなくなります。
Googleサーチコンソールの検索パフォーマンスは、直近16か月分しか保存されません。それより古いデータは画面からもAPIからも消えます。
1年目の人だけが期限に近づいている
運営1年ということは、最初の月のデータが消えるまで残り4か月しかありません。ここを逃すと、開始直後の記録は二度と見られなくなります。
3か月目の人にはまだ関係がなく、3年続けた人は開始直後の記録をすでに失っています。1年前後の人だけが、間に合う位置にいます。
残しておくべきデータ
検索パフォーマンスの画面からCSVで書き出せます。1回の書き出しは1,000行までなので、期間を区切って数回に分けると取りこぼしがありません。
- 過去16か月分のクエリ一覧(表示回数・クリック数・順位)
- ページ別の実績一覧
- 月ごとの表示回数の推移
特にクエリ一覧は重要です。自分がどんな言葉で見つけられているかは、次に書くテーマを決める材料そのものになります。
公開月ごとに分けて比べると、上達しているかが分かる
書き出したデータで、ぜひやってほしい比較があります。最初の3か月に書いた記事群と、直近3か月に書いた記事群で、平均順位を比べる方法です。
後者のほうが順位が高ければ、書き方は確実に上達しています。収益がゼロでも、進んでいる証拠として使える数字です。
逆に差がないなら、1年間ずっと同じやり方を繰り返してきたことになります。この比較は、12か月分のデータが揃った今しかできません。
1年稼げなかったブログを2年目に立て直す手順
詰まりどころが分かったら、順番に手を入れます。新規記事を増やす前にやるべきことがあります。


- 3か月以上前の記事の順位を一覧にする
- 10位〜30位の記事を1本リライトする
- 似たテーマの記事を1本にまとめる
- 収益記事を1本作り、内部リンクを引く
- 表示速度とサーバー環境を点検する
手順1|3か月以上前の記事の順位を一覧にする
まずサーチコンソールで、公開から3か月以上経った記事の順位を一覧にします。直近の記事は評価が定まっていないため、判断材料から外します。
1年分あれば、たいてい数本は想定より上位にいる記事が見つかります。ここが2年目の起点になります。
手順2|10位〜30位の記事を1本リライトする
次に、10位〜30位にいる記事を1本選びます。この位置は、すでに一定の評価を受けている記事です。
新規1本を書くより、この1本を直すほうが成果は早いと考えて構いません。1年前の記事なら、価格やサービス内容の更新だけでも意味があります。
50位より下の記事に時間をかけるのは効率が悪くなります。まずは近い位置の1本に集中してください。
手順3|似たテーマの記事を1本にまとめる
1年分の記事一覧を眺めて、内容が近い記事が2本以上ないか探します。理由3で挙げた自分同士の競合を解消する作業です。
順位が高いほうを残し、もう一方の内容を統合します。統合した記事は削除せず、残した記事へ転送設定をかけておくと安全です。
記事数は減りますが、分散していた評価が1本に集まります。1年目の後半で記事が増えた人ほど効果が出やすい手順です。
手順4|収益記事を1本作り、内部リンクを引く
収益記事がまだない場合は、ここで1本作ります。自分が実際に使っているサービスを扱うのが、書きやすく信頼もされやすい形です。
作ったら、アクセスのある記事から内部リンクを引きます。順番を逆にすると、誰も来ない記事だけが増えていきます。
手順5|表示速度とサーバー環境を点検する
最後に表示速度を測ります。PageSpeed Insightsなどの無料ツールで、スマホ表示の点数を確認してください。
対処の順番は、画像を軽くする、使っていないプラグインを消す、の2つが先です。それでも改善しない場合に、初めてサーバーの処理能力を疑います。
自分の契約プランと現在の標準的なスペックを見比べたい方は、エックスサーバーの料金プランページが比較の基準として分かりやすいでしょう。10日間の無料お試しがあるため、契約前に管理画面を確認できます。
2年目の費用はいくらか|サーバー料金の実際と他社比較
1年目の更新月は、環境を見直せる数少ないタイミングです。ここでは費用の実際と、判断の基準を整理します。
エックスサーバーの料金と現在のキャンペーン
個人ブログで使われるのはスタンダードプランです。初期費用は無料で、契約期間が長いほど割引率が上がる仕組みになっています。
| 契約期間 | 通常価格 | キャンペーン適用後 | 割引率 |
|---|---|---|---|
| 3か月 | 1,320円/月 | 対象外 | — |
| 12か月 | 1,100円/月 | 990円/月 | 10%オフ |
| 24か月 | 1,045円/月 | 836円/月 | 20%オフ |
| 36か月 | 990円/月 | 693円/月 | 30%オフ |
| 初期費用 | 0円 | 0円 | — |
独自ドメイン永久無料の特典もありますが、スタンダードでは12か月以上の契約と自動更新設定の有効化が条件です(12か月で1つ、24か月以上で2つ)。
注意点|割引は新規契約向けで、更新時は通常価格に戻る
正直に書いておくと、キャンペーン価格が適用されるのは新規申し込み時です。更新時は通常価格に戻るため、2年目の請求額は初年度より上がります。
「思ったより高くなった」と感じる原因は、ほぼここにあります。多くの他社でも同じ仕組みのため、乗り換えても構造そのものは変わりません。
他社と比べると12か月契約はほぼ横並び
読者に不利な話も書いておきます。乗り換えで大きく安くなるかというと、12か月契約ではほとんど差がありません。
| 項目 | エックスサーバー スタンダード | ConoHa WING ベーシック |
|---|---|---|
| 12か月(通常価格) | 1,100円/月 | 1,452円/月 |
| 12か月(割引後) | 990円/月 | 991円/月 |
| 36か月(割引後) | 693円/月 | 649円/月 |
| 初期費用 | 0円 | 0円 |
| キャンペーン期限 | 2026年9月7日17:00 | 2026年8月24日16:00 |
割引後の12か月契約は月1円差で、実質同額です。差が出るのは36か月契約ですが、その場合は3年間の利用を前提にすることになります。
ただし通常価格には差があります。更新時はエックスサーバーが月1,100円、ConoHa WINGが月1,452円で、2年目以降は年4,000円ほど開く計算です。
つまり1年で稼げていない段階では、料金を理由に乗り換える意味はほとんどありません。移行の手間を考えると、むしろ損になる可能性があります。
乗り換えを考えるなら更新月の1〜2か月前
それでも表示速度に明確な問題があるなら、検討する価値はあります。ただし契約期間の途中で乗り換えると、費用が二重にかかります。
検討するなら更新月の1〜2か月前が適切です。1年契約で始めた人にとって、ちょうど今がその時期にあたります。
エックスサーバーには「WordPress簡単移行」という無料の移行機能があります。ただし同種の機能がすべてのサーバーにあるわけではないため、エックスサーバー公式で移行手順の対応範囲を先に確認しておくと安全です。
前提として、サーバーを変えれば順位が上がるわけではありません。あくまで表示速度と安定性の問題を解消する手段です。
ブログ1年で稼げない人からよくある質問
1年という区切りで多く寄せられる疑問をまとめました。2年目に入る前の判断材料としてお使いください。
1年で何記事書けていれば普通ですか?
本数に正解はありませんが、週1本で年52本が一つの目安です。ただし本数より、検索需要のある語で書けた本数のほうが意味を持ちます。
数える対象を「記事数」から「順位が付いた記事数」に変えてみてください。
1年稼げないならジャンルを変えるべきですか?
表示回数が伸びていないなら、ジャンルより先にキーワードの選び方を疑ってください。同じジャンルでも語を変えるだけで順位が付くことがあります。
ジャンルごと変えると、1年分の評価はほぼ引き継げません。変更は最後の手段と考えるのが安全です。
ドメインパワーは1年で強くなりますか?
運営期間だけで強くなるわけではありません。評価されるページが増え、他サイトから参照されることで少しずつ積み上がります。
1年で目に見えて変わる人と、ほとんど変わらない人がいるのはこのためです。要因は時間ではなく中身にあります。
サーバーを変えれば検索順位は上がりますか?
直接は上がりません。サーバーが関わるのは表示速度と安定性で、順位を決めるのは記事の中身です。
ただし表示が極端に遅いと離脱が増え、結果的に評価へ響きます。速度に問題がなければ、無理に乗り換える必要はありません。
1年でやめたらサーバー代は無駄になりますか?
サーバーとドメインで年1万2,000円前後という費用は、副業の初期投資としては小さい部類です。文章と検索の知識が残るぶん、完全な無駄にはなりません。
迷うなら、更新期間を短めにして半年だけ様子を見る方法もあります。判断を先延ばしにせず、期限を切ることが大事です。
まとめ|ブログ1年で稼げないのは普通、2年目は1年分のデータで決まる
1年で稼げないこと自体は多数派で、調査でも半数以上が月1,000円未満でした。ここで落ち込む必要はありません。
見るべきは収益額ではなく、1年分の記事が残した数字のほうです。
- 表示回数が少ない→キーワード選定を変える
- クリックが少ない→タイトルと説明文を直す
- 収益がゼロ→収益記事を1本作り内部リンクを引く
- 似た記事が複数→1本に統合して評価を集める
- 表示が遅い→画像・プラグイン・サーバーの順で点検
そしてサーチコンソールのデータは16か月で消えます。最初の月の記録が残っているうちに、CSVで書き出しておいてください。
費用面では、1年で結果が出ていない段階で料金を理由に乗り換える意味は薄いのが実際のところです。速度に明確な不満があるときだけ、更新月に合わせてエックスサーバー公式サイトで最新の料金とスペックを確認すれば十分です。
1年続けられた時点で、多くの人が離れた場所に立っています。あとは、積み上げた記事を数字で使い切るだけです。
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