
バイブコーディングとは?意味と始め方、プログラマーでない運営者がAIで34本のツールを作って壊れた5つの場面【2026年10月】

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バイブコーディングが気になって、こんなことで迷っていませんか?
- バイブコーディングという言葉をよく見るけれど、意味がよく分からない
- プログラミングができなくても、AIに頼めば本当にアプリやツールが作れるのか知りたい
- 普通のプログラミングやノーコードと何が違うのか知りたい
- やってみた人の、うまくいった所と失敗した所を具体的に聞きたい
- 始めるなら何のツールから、何を作ればいいのか知りたい
先に立場を明かします。このブログの運営者はプログラマーではありません。
それでも、AIに言葉で頼むだけで、職人向けの展開図ツールを34本作って公開し、3つのサイトの記事を毎日AIに書かせて投稿しています。
この記事では、2026年10月時点の情報でバイブコーディングの意味を整理し、実際にやって分かった「任せていい所」と「壊れた所」を具体的に書きます。
この記事で分かること
- バイブコーディングの意味と、言葉が生まれた経緯
- 頼む・動かす・直す・確かめるの4つの流れ
- 普通のプログラミングやノーコードとの違い
- プログラマーでない運営者が作った実例と、実際に壊れた5つの場面
- 人が必ず確かめるべき所と、始め方の手順
なお、AIで作ったツールやサイトを人に見せるには、置き場所のサーバーが別に必要です。当ブログと展開図ラボはエックスサーバー上で動かしています。
結論|バイブコーディングとは、AIに言葉で頼んでコードを書かせる作り方
バイブコーディングとは、作りたいものを普段の言葉でAIに伝え、プログラムのコードをAIに書かせる作り方です。
人はコードを1行ずつ書く代わりに、動いた結果を見て「ここを直して」と言葉で返します。書く人からAIに頼んで確かめる人へ、役割が変わるのが特徴です。
言い出したのは2025年2月、言葉になったのは同じ年の秋
この言葉は、OpenAIの創業メンバーでもある研究者のアンドレイ・カルパシー氏が、2025年2月にXへ投稿したのが始まりです。
「雰囲気(バイブス)に身を任せ、コードがあることさえ忘れる」という書き方が広まり、英国のコリンズ英語辞典は2025年11月、この言葉をその年の「今年の言葉」に選びました。
厳密な意味と、日本で広がった意味にはずれがある
言い出した本人の意味では、バイブコーディングは「AIが書いたコードを読まずに受け入れる」作り方でした。週末に遊びで作るような、壊れても困らない物を想定した言葉です。
英語圏の開発者サイモン・ウィリソン氏は2025年3月、「AIを使ったプログラミングがすべてバイブコーディングではない」と書いています。コードを読んで理解しながらAIを使うのは、別物だという立場です。
一方、日本の解説記事では「AIとの対話で作る開発」全般を指す使い方が多くなっています。この記事では広い意味で使い、そのうえでどこまでを読まずに任せてよいかを、実体験から線引きします。
バイブコーディングの流れ|頼む・動かす・直す・確かめるの繰り返し
バイブコーディングの作業は、4つの段階をぐるぐる回す形になります。1回で完成することはまずありません。
STEP1:作りたいものを普段の言葉で頼む
最初は「配管の斜め切りの型紙を、直径と角度を入れたら原寸で印刷できるページにして」のように、使う場面ごと伝えます。
専門用語を知らなくても構いません。誰が・どこで・何のために使うかを書くほど、最初の出来がよくなりました。
STEP2:AIが書いたものを、まず動かしてみる
Claude Codeのような道具なら、AIがファイルを作り、画面の表示まで自分で試します。人はできた画面を開いて触るだけです。
この段階では、コードの中身は読みません。読めなくても、動きがおかしいかどうかは分かります。
STEP3:違う所を言葉で返して直させる
「印刷すると継ぎ目で文字が切れる」「スマホだと表がはみ出す」のように、見たままを伝えます。原因を探すのはAIの仕事です。
当ブログの運営では、ここを何十回も往復するのが普通でした。1回で思いどおりになることは、ほとんどありません。
STEP4:最後は人が数字と実機で確かめて公開する
ここだけは任せられません。AIが「確認しました」と言っても、実際に何を見たのかは人が確かめる必要があります。
なぜ任せられないのかは、後半の「壊れた所」で具体例を出して説明します。
バイブコーディングと普通のプログラミング・ノーコードの違い
よく比べられるのが、自分でコードを書く普通のプログラミングと、部品を並べて作るノーコードです。3つの違いを表にまとめます。
| 比べる点 | 普通のプログラミング | ノーコード | バイブコーディング |
|---|---|---|---|
| 作り方 | 人がコードを書く | 用意された部品を並べる | 言葉で頼み、AIがコードを書く |
| 必要な知識 | プログラミング言語 | ツールの操作 | 作りたい物を説明する力と確認する力 |
| 作れる範囲 | ほぼ何でも | ツールの部品の範囲 | ほぼ何でも(ただし確認が要る) |
| 中身の把握 | 自分で分かる | ツール任せ | 読まないと分からない |
| 壊れた時 | 自分で直す | ツール側の対応待ち | 言葉で頼んで直させる |
ノーコードとの一番の違いは「部品の外」が作れること
ノーコードは手軽ですが、部品にない機能は作れません。展開図の計算や原寸印刷のような専用の処理は、部品として用意されていないことがほとんどです。
バイブコーディングならコードそのものを作るので、部品の外側まで手が届きます。その代わり、中身を誰も読んでいない状態になりやすい点が違います。
普通のプログラミングとの一番の違いは「中身を知らない」こと
自分で書いたコードなら、どこで何をしているか分かります。バイブコーディングで作った物は、動いていても中身を説明できません。
そのため、壊れた時や数字が合わない時に、人が自力で原因を見つけるのは難しくなります。これが後で出てくる失敗につながります。
プログラマーでない運営者がバイブコーディングで作ったもの
ここからは当ブログ運営者の実例です。使っている道具はAnthropicのClaude Codeで、2026年5月から有料のMaxプランを契約しています。


職人向けの展開図ツール34本(展開図ラボ)
2026年9月14日に、配管の展開型紙を出すツールを1本作り始めました。約2週間で数が増え、9月26日の時点で34本のツールをまとめて動作確認しています。
エビ管やT管の型紙、円錐台、板金の曲げの展開長などで、A4に分けた原寸印刷と、CADで開けるDXFファイルの書き出しまで付いています。実物はClaude Codeで作った配管・板金の展開図ツール(展開図ラボ)で公開しています。
運営者は展開の計算式を自分では書いていません。やったのは、職人が使う場面を説明し、出てきた数字を別の計算で照らし合わせることだけです。
3サイトの記事を毎日自動で投稿する仕組み
hayamablog・web-prepa.com・展開図ラボの3サイトで、AIが記事を書いて公開する定期タスクを毎日動かしています。この記事も、その仕組みで書いて公開しています。
投稿の手順書、重複を防ぐ確認、公開後の表示チェックまで、仕組みそのものもAIに頼んで作りました。


ネットショップ向けアプリ4本
Shopify(ネットショップを作るサービス)で使う小さなアプリも4本作り、2026年9月26日に審査へ申請しました。EUやカナダ・ケベック州の表示ルールに合わせて、商品ページに注意書きを出すようなアプリです。
ただし、まだ審査中で売上は出ていません。作れることと、売れることは別だという点は正直に書いておきます。
実際にやって分かったバイブコーディングのメリット
上の3つを作ってみて、良かった点ははっきりしています。大きく3つです。
自分では書けない処理まで形になる
原寸を何枚かのA4に分けて印刷し、1枚目に貼り合わせ方の図を付ける、といった処理は、運営者にはとても書けません。それでも言葉で説明すれば、AIが形にしてくれました。
「できるか分からないから諦める」ことが減ったのは、一番大きな変化です。
試作が早く、捨てるのも惜しくない
1日のうちに、トップページと3本のツールが入った試作サイトが手元で動いていました。気に入らなければ作り直せばいいので、試す回数が増えます。
自分で何週間もかけて書いたコードだと、方向違いでも捨てにくいものです。この気軽さは、手で書く作り方にはない利点でした。
自分の仕事の知識が、そのまま武器になる
どんなツールが現場で欲しいかは、AIには分かりません。職人が「エビ管」「T管」と呼ぶことや、型紙を原寸で印刷したい事情は、人が知っている情報です。
バイブコーディングでは、コードの知識より誰の何に困っているかを知っている人が強いと感じています。
バイブコーディングのデメリット|実際に壊れた5つの場面
良い面だけでは判断を誤るので、実際に起きた失敗を書きます。どれも「AIは動くと言っていたのに、実は違った」という種類の失敗です。
印刷すると1,231ページになっていた
展開図ラボに、選んだ部品をまとめて印刷する機能を足した時のことです。34本すべてのツールで36点を入れて試したところ、印刷が1,231ページになりました。
計算だけのツールまで原寸で印刷していたのが原因でした。修正後は292ページに減りましたが、全部入れて試さなければ気づかなかった失敗です。
パソコンの検査は通ったのに、iPhoneで崩れていた
本業のホームページ制作でも、AIに作らせたサイトを自動で検査し、問題なしとして見せたことがあります。ところが実際のiPhoneでは、メニューが画面の外にはみ出していました。
パソコン用のブラウザで画面幅だけ狭めた検査と、iPhoneの表示は同じではありません。いまはiPhoneと同じ仕組みの表示で全ページを撮り、目で見てから出すようにしています。
サーバーの事情は、AIには見えていない
web-prepa.comへの自動投稿を作った時、手順どおりに書いたのに、ログインの情報が届かないという失敗が続きました。
原因は、サーバー側でログイン情報の一部が途中で外されていたことでした。手元のコードがいくら正しくても、置き場所のサーバーの設定までAIは知らないので、別の投稿方式に切り替えて解決しています。
図面ソフトの自動化は6回以上やり直した
無料の図面ソフト(FreeCAD)で製作図を自動で描かせた時は、寸法の位置がずれたり、図枠が出なかったりで、6回以上作り直しました。
AIは毎回「直しました」と答えますが、ずれの原因はソフト側の癖でした。ソフトの癖が分かるまでは、出力を見て違いを伝え続けるしかありません。
セキュリティの穴は、見ても分からない
AIが書くコードの安全性には、外部の調査もあります。米国のVeracode社が2025年に公表した調査では、100以上のAIモデルに書かせたコードの約45%に、既知の種類のセキュリティ上の弱点が含まれていました(「2025 GenAI Code Security Report」)。
見た目や動きがおかしい失敗なら素人でも気づけますが、安全上の穴は、動かしても見えません。このため、運営者はお金や個人情報を扱う部分を自分のバイブコーディングだけで作らないようにしています。
バイブコーディングで任せていい所と、人が確かめる所
ここまでの失敗から、運営者が決めている線引きを書きます。全部を確かめるのは無理なので、確かめる場所を絞っています。
AIに任せていい所
画面のレイアウト、文章の流し込み、ファイルの整理、同じ作業の繰り返しなどは、ほぼ任せています。間違っていても見れば分かり、すぐ直せるからです。
もう一つの目安は「壊れても誰も損をしないか」です。自分だけが使う道具や試作は、中身を読まずに作って構いません。
人が必ず確かめる4つの所
反対に、次の4つは毎回人が確かめます。どれも、間違いが見た目に出にくいか、出た時の損が大きい所です。
1つ目の数字は、展開図ラボでは公開前に別の計算で照合するようにしています。2つ目の実機の見え方は、先ほどのiPhoneの失敗から始めた確認です。
3つ目のお金の部分は、決済サービスの公式の仕組みを使い、自前で作り込まないようにしています。4つ目は、ファイルを消す・本番に上げる前に、必ず控えを取ってから実行させています。
AIの「確認しました」は、何を見たかまで聞く
一番効いたのは、AIの報告をそのまま信じないことでした。「確認しました」と返ってきたら、どのページの、どの画面を見たのかを聞きます。
実際に、1ページだけ見て「全部確認した」と報告されたことがあります。見ていない所は「未確認」と書かせるだけで、見落としが大きく減りました。
バイブコーディングに使える主なツール
バイブコーディングの道具は、大きく分けて、パソコンの中で動くものと、ブラウザの中だけで完結するものがあります。代表的なものを表にしました。
| ツール | 提供元 | 動く場所 | 当ブログでの使用 |
|---|---|---|---|
| Claude Code | Anthropic | ターミナル・VS Code・デスクトップアプリ | 毎日使用(Maxプラン) |
| Codex | OpenAI | ターミナル・エディタ・アプリ | 料金と仕組みを調査 |
| Cursor | Anysphere | AI付きのコードエディタ | 未使用 |
| Antigravity | エージェント型の開発環境 | 未使用 | |
| Bolt・Lovable・v0など | 各社 | ブラウザの中 | 未使用 |
パソコンの中で動く型(Claude Code・Codexなど)
手元のファイルを直接作ったり書き換えたりする型です。サイトのファイル一式やツールを作り、サーバーへ上げるところまで任せられます。
Claude Codeは、Claudeの有料プラン(Proは月20ドル、2026年10月時点)から使えます。料金の詳しい比べ方はClaude Codeの料金とプランの選び方にまとめています。
ブラウザの中で完結する型(Bolt・Lovable・v0など)
インストールなしで、画面の中で頼んで画面の中で動かせる型です。最初の1本を試すには手軽だとよく紹介されています。
運営者は使っていないので、使い勝手の評価はしません。手元にファイルが残る型のほうが、サーバーに置いて公開する流れには合っていました。
バイブコーディングの始め方|最初の1本を作る4つの手順
これから始める人向けに、運営者が最初の1本を作った時の順番で書きます。いきなり大きな物を作らないのがコツです。
手順1:1画面で終わる小さな道具を決める
最初は「入力すると答えが出る」1画面の道具がおすすめです。運営者の1本目も、直径と角度を入れると型紙が出るだけのページでした。
会員登録や決済が要るものは、最初の題材に選ばないでください。理由は、先ほどのセキュリティの話のとおりです。
手順2:道具を1つ選んで契約する
パソコンで作業できるならClaude Codeが始めやすいです。月20ドルのProから始め、上限に当たる回数を見てから上のプランを考えれば十分です。
迷うなら、まずは1つに絞ってください。複数の道具を行き来すると、どこで何を頼んだか分からなくなります。
手順3:使う場面ごと説明して、何度も直させる
「誰が・どこで・何のために使うか」を書いて頼み、動いた物を触って違う所を伝えます。ここを10回、20回と繰り返すのが普通です。
最後に、出てきた数字を手計算で1つ確かめ、スマホでも開いてみます。これだけで、多くの失敗は公開前に見つかります。
手順4:公開する場所(サーバー)を用意する
自分のパソコンで動くだけなら、ここまでで完成です。人に使ってもらうなら、ネット上の置き場所が必要になります。
作った道具やブログを置くなら、WordPressもすぐ始められるConoHa WING公式のようなレンタルサーバーが手軽です。展開図ラボもこの記事のブログも、レンタルサーバーの上で動いています。
バイブコーディングが向いている人・向いていない人
向き不向きは、プログラミングの経験よりも、作りたい物と確かめる手間を惜しまないかで決まると感じています。
バイブコーディングが向いている人
自分の仕事や趣味の中に「こういう道具があれば楽なのに」という具体的な困りごとがある人です。困りごとが具体的なほど、AIへの説明も具体的になります。
出来上がりを触って、違う所を言葉で伝えるのが苦にならない人にも向いています。作業の大半は、この往復だからです。
バイブコーディングが向いていない人
一度頼めば完成品が出てくると期待している人には向きません。実際は、確かめて直す時間のほうが長くかかります。
お客様の個人情報や支払いを扱うサイトを、最初から自分だけで作ろうとしている人にもおすすめしません。そうした部分は、ホームページ制作の専門家への相談(WEB PREPA)のように、作った物に責任を持てる人へ任せるほうが安全です。
バイブコーディングでよくある質問
最後に、バイブコーディングについてよく聞かれる質問に、運営者の経験から答えます。
プログラミングを全く知らなくてもできますか?
できます。運営者もコードは書いていません。
ただし、ファイルやフォルダの場所、ブラウザでの確認のしかたなど、パソコンの基本操作は必要です。
バイブコーディングで作ったものは仕事に使えますか?
自分の作業を楽にする道具なら、十分に使えます。人に配ったり売ったりする物は、数字と画面を自分で確かめてからにしてください。
無料で始められますか?
チャット型のAIにコードを書いてもらうだけなら、無料のプランでも試せます。ファイルを直接作らせる道具は、多くが有料プランからです。
バイブコーディングは危ないと聞きましたが本当ですか?
中身を読まずに公開すると、安全上の穴が残る可能性はあります。自分だけで使う物から始め、お金や個人情報を扱う部分は避けるのが現実的です。
まとめ|バイブコーディングは「頼む」より「確かめる」が本番
バイブコーディングとは、作りたい物を言葉でAIに伝え、コードを書かせる作り方です。2025年2月に生まれた言葉で、同じ年の「今年の言葉」にも選ばれました。
プログラマーでない運営者でも、職人向けのツール34本や、3サイトの自動投稿の仕組みを作れました。その一方で、1,231ページの印刷やiPhoneでの崩れなど、確かめなければ気づかない失敗も起きています。
始めるなら、1画面の小さな道具を1本作り、数字と実機の見え方だけは自分で確かめてください。作った物を公開する置き場所には、当ブログも使っているエックスサーバー公式のようなレンタルサーバーが向いています。
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