
オンライン英会話で講師と合わないと感じたら|元・撃沈組が実践した見極め方と対処法

オンライン英会話を始めてみたのに、担当の講師とどうも噛み合わない。話を聞いてくれない、訂正が雑、話すスピードが速すぎて、レッスンのたびに気持ちがすり減っていく。
「英語力以前に、自分の性格がダメなのかも」と落ち込んでいませんか。先に結論を言うと、それはあなたのせいではなく、講師との相性の問題であることがほとんどです。
私も10社以上を無料体験する中で、「この人とは合わない」と何度も感じてきました。当時は真面目に自分を責めていましたが、原因の多くは相性という単純なすれ違いでした。
この記事では、その「合わない」を感情論で終わらせず、原因を分解して具体的な打ち手に変えていきます。読み終える頃には、次の予約で何をすればいいかがはっきりしているはずです。
オンライン英会話で講師と合わないのは、あなたの英語力や性格のせいではなく「相性」の問題です。合わないと感じた講師は、罪悪感なく変えて構いません。
大切なのは、予約前にプロフィール動画や評価を読んで見極めること、そして角を立てずに要望を伝える一言を持っておくこと。この記事で、その具体的なワザとフレーズをまるごと紹介します。
なぜオンライン英会話で講師と合わないと感じるのか【原因】
まず知ってほしいのは、講師と合わないと感じる原因の多くは「相性」というすれ違いだということです。あなたの努力不足でも、講師が悪人だからでもありません。
ただ「相性」の一言で片付けると、変えるべきか我慢すべきかが分からず動けなくなります。そこで私は、合わないと感じたら次の3つのどれに当てはまるかを切り分けるようにしています。
- 講師のスキル不足…待てない、脱線する、初心者慣れしていない(=講師側の問題)
- 自分の伝え方不足…目的やレベルを伝えていない(=自分側で直せる問題)
- 単なる好みのズレ…声や雰囲気が苦手(=良し悪しではなく相性)
この切り分けが大事なのは、対処法がまったく違うからです。スキル不足なら変える、伝え方不足なら一言足す、好みのズレなら別の講師を探す、という具合です。
逆に言えば、切り分けをしないまま「合わない=自分がダメ」と結論づけるのが一番もったいない。原因のうち2つは、あなたのせいですらないからです。
以下では、私が10社以上を渡り歩く中で実際に出会った、よくある3つの「合わない」を紹介します。それぞれが上の3タイプのどれに当たるかも一緒に見てください。


講師が生徒の話を最後まで聞いていない
一番モヤモヤするのが、こちらが話している途中で講師が話をかぶせてくるパターンです。せっかく単語を探しているのに、先回りされてしまう。
たとえば私が「Yesterday, I…」と詰まった瞬間に、講師が勝手に文章を完成させてしまったことがありました。これでは自分で組み立てる練習になりません。
ほかにも、こちらの回答をほとんど掘り下げず、次々に質問だけを繰り出す講師もいます。会話ではなく一問一答になってしまい、話した達成感が残りません。
これは多くの場合講師のスキル不足に当たります。沈黙を怖がって埋めてしまう講師は、初心者が言葉を探す「間」を待つ訓練ができていないのです。
見分け方は簡単で、あなたが3秒黙ったときに待てるかどうかです。待てずに毎回かぶせてくる講師は、正直に言えば変えたほうが早いタイプです。
ただし一度だけ、次に紹介する「待ってほしい」という一言を試してから見切りましょう。指摘すれば直る講師も一定数いて、それだけで生き返るレッスンもあります。
レベルや学習目的が講師と共有できていない
「旅行で使いたいだけ」なのに文法を細かく直され続ける。逆に「みっちり直してほしい」のに、ずっと世間話で終わってしまう。
これは講師の質ではなく、ゴールの共有ができていないことが原因です。目的がずれていると、良い講師でも「合わない」と感じます。
つまり3タイプでいう「自分の伝え方不足」で、これは自分側で直せる合わなさです。私も昔、目的を言わずに「この講師は雑談ばかり」と決めつけて損をしました。
あとで分かったのですが、その講師は生徒の希望に合わせる方針で、私が何も言わないから雑談を選んでいただけでした。伝えなかった私の側に、すれ違いの原因があったのです。
講師はエスパーではないので、黙っていれば「無難な進行」を選びます。目的を言わない生徒には、当たり障りのない雑談で時間を埋めるのが安全策だからです。
試してほしいのは、レッスンの最初に一言だけゴールを渡すことです。「今日は旅行会話を練習したい」と言うだけで、講師は驚くほど合わせてくれます。
話すスピードや訂正の仕方が自分に合っていない
ネイティブ同士のような速さで話され、聞き取るだけで精一杯。あるいは、間違えるたびに細かく止められて、会話が止まってしまう。
訂正の「量」や「タイミング」の好みは人それぞれです。速い・遅い、直す・直さないに絶対の正解はなく、これは単なる好みのズレであることが多いです。
実際、私が「丁寧すぎて疲れる」と感じた講師を、別の人は「細かく直してくれて最高」と絶賛していました。同じ講師でも、受け手によって評価は正反対になります。
好みのズレなら、まず要望を伝えて様子を見るのが得策です。それでもテンポが合わなければ、その人が悪いのではなく、単にあなたの相性表に入らなかっただけです。
訂正のスタイルにも相性があります。間違いをその場で止めて直す講師もいれば、話し終わってからまとめて直す講師もいて、後者のほうが会話が途切れず好きという人も多いです。
自分がどちらのタイプかを知っておくと、講師選びが一気にラクになります。私は会話を止められるのが苦手なので、最初に「まとめて直して」と伝えるようにしています。



「合わない」を3つに切り分けるだけで、自分を責める回数がぐっと減りますよ。私はこの視点を持ってから、講師選びが一気にラクになりました。
合わない講師は変えていい|まず試したい対処法
結論から言えば、合わないと感じた講師は遠慮なく変えて大丈夫です。オンライン英会話は講師を選べるのが最大の強みだからです。
とはいえ、いきなり全員を切っていくのも少しもったいない。先ほどの3タイプのうち「伝え方不足」は自分で直せるので、変える前に1回だけ試してほしいステップがあります。
一度のレッスンだけで判断しない
初回は講師もあなたのレベルを探っている段階です。緊張でうまく話せず、それを相性のせいと勘違いすることもあります。
私の体感では、2回目のほうが正確に判断できることが多いです。1回目は互いに手探りで、本来の教え方が出きらないからです。
目安として、私は「明らかに苦痛」でない限り同じ講師を2回は受けます。1回目の違和感が2回目で消えることは、実際によくあります。
2回目には、講師もあなたの弱点や好みを覚えていてくれます。だからこそ、最初のレッスンで感じた「合わなさ」の半分は、単なる初対面の緊張だったと気づくことも多いのです。
もし「今日は自分が緊張しすぎただけかも」と思うなら、あわせて読みたい記事があります。


要望を英語で一言だけ伝えてみる
実は「ゆっくり話して」「もっと直して」と伝えるだけで、劇的に改善する講師も多いです。多くの講師は、あなたの好みを知らないだけなのです。
私が今も必ず使うのが、レッスン冒頭のこの一言です。Could you speak a little slowly? I’m a beginner.(ゆっくり話してもらえますか。初心者なんです)
この一文を最初に渡した日、講師の話す速度が半分になり、レッスンが別物になりました。以来、初対面の講師には必ずこの「先出し宣言」をしています。
ポイントは、不満が溜まってから言うのではなく最初に自己申告することです。先に言えば角が立たず、講師も「そういう生徒か」と気持ちよく合わせてくれます。
発音に自信がなくても大丈夫で、チャット欄に打ち込んで送るだけでも伝わります。「言うのが怖い」なら、まずはテキストで渡す方法から始めてみてください。
要望は一度に詰め込まず、その日一番直してほしいことを1つだけに絞るのがコツです。あれもこれもと言うと、講師も何を優先すべきか分からなくなります。
この一言を試してもダメなら、それは「伝え方不足」ではなく講師のスキル不足か好みのズレです。つまり変える正当な理由がはっきりする、という意味でも試す価値があります。
それでも合わなければ迷わず変える
要望を伝えても改善しない、話すたびに疲れる。そう感じたら、その講師とは縁がなかっただけです。
変えることに罪悪感を覚える人が多いのですが、その心配はいりません。仕組みのうえで、あなたが講師を変えたことは相手に伝わらないからです。
- 予約をキャンセルしても、講師には理由は伝わりません
- 「低評価を付けた」と講師に通知されることもありません
- 次回から予約しないだけで、静かに離れられます
- だから罪悪感を持つ必要はゼロです
むしろ合わない講師に我慢して通うほうが、時間もお金も英語の伸びも失います。合う講師に会う確率を上げることにエネルギーを使いましょう。



私も昔は「講師に合わせなきゃ」と我慢していました。でも合わせるべきは、あなたじゃなくレッスンのほうですよ。
オンライン英会話で”合う講師”を見つける見極め方
合わない講師を避ける一番のコツは、予約する前の「下調べ」にあります。ここを丁寧にやるだけで、ハズレを引く確率がぐっと下がります。
私が10社以上を渡り歩いて身につけた、予約前の見極めワザを3つ紹介します。どれも数分でできて、無駄な体験レッスンを1回減らせます。
プロフィール動画と自己紹介文を必ず見る
多くのオンライン英会話には、講師の自己紹介動画があります。話すスピード、笑顔、声のトーンは、文章よりも動画に出ます。
たとえば早口な人が苦手なら、動画で話すテンポを確認してから予約すればいい。動画を見るだけでミスマッチの多くは防げます。
私がチェックするのは3点だけです。話す速さ、笑顔があるか、そして「beginner(初心者)」という言葉を自己紹介に入れているかどうかです。
自己紹介文に「patient(辛抱強い)」「for beginners(初心者向け)」とある講師は、待つ姿勢を持っていることが多いです。逆に速度や上級者向けを売りにしている講師は、初心者だと最初のハードルが高くなります。
動画がない講師しかいない場合は、自己紹介文の長さと具体性を見ます。テンプレのように短い紹介より、教え方を具体的に書いている講師のほうが当たりやすい傾向があります。
評価とレビューは”数字より中身”で読む
星の数だけを見て決めるのは危険です。大事なのは、レビューに書かれている「どんな生徒が満足したか」という中身です。


「初心者に優しい」「じっくり待ってくれる」といった言葉があれば、あなたに合う可能性が高い。逆に「上級者向け」「ハイテンポ」なら、初心者は避けたほうが無難です。
私は自分と近い属性のレビューを探すようにしています。「英語が久しぶりの社会人でも安心だった」という声は、初心者の私には星5つより信頼できる情報でした。
評価が高くても、絶賛しているのが上級者ばかりなら要注意です。その講師は上級者を伸ばすのが上手なだけで、初心者には速すぎるかもしれません。
レビュー件数が極端に少ない新人講師も、頭から避ける必要はありません。予約が取りやすく、こちらの要望を素直に聞いてくれる「伸びしろ枠」として意外と使えます。
逆に、低評価レビューの中身も軽く目を通しておくと安心です。「時間にルーズ」「音声がよく切れる」など、相性以前の問題が書かれていれば予約を見送る判断ができます。
お気に入り講師を複数ストックして固定化する
合う講師を1人見つけたら、そこで満足せず3〜4人まで増やしておきましょう。人気講師は予約が埋まりやすいからです。
1人だけに頼っていた頃の私は、その講師の予約が取れないと英語をサボる口実にしていました。1人依存は、実は継続の最大のリスクだったのです。
そこでおすすめなのが、タイプ違いで複数キープする運用術です。役割を分けておくと、その日の気分やコンディションで選べます。
- 安心枠…ゆっくり待ってくれる、初心者慣れした講師
- 負荷枠…少しテンポが速く、鍛えられる講師
- 雑談枠…とにかく話しやすく、疲れた日でも続けられる講師
この3枠を埋めておけば、毎回ハズレを引く不安がなくなります。会話が噛み合わず沈黙してしまう悩みが減るのも、この固定化のおかげです。
最初から3人そろえる必要はなく、良い講師に会うたびに1人ずつ足していけば十分です。半年も続ければ、自然と自分だけの「当たり講師リスト」ができあがります。
私は気に入った講師を見つけたら、その場でお気に入り登録し、名前とタイプをメモに残しています。この小さな習慣が、後で予約に迷わないための保険になります。
複数ストックには、講師都合の急なお休みに強いという利点もあります。1人に依存していると、その人が休んだ週はレッスンごと途切れてしまいがちです。
曜日や時間帯を散らして確保しておくと、さらに安定します。朝が得意な講師、夜に強い講師をそれぞれ押さえておけば、生活リズムが変わっても続けられます。
沈黙が怖くてレッスンが苦しいという人は、合わせてこちらも読んでみてください。





お気に入りは1人より3人。数を持つほど「今日は誰にしよう」と、予約画面を開くのが楽しみになりますよ。
講師にやんわり要望を伝える英語フレーズ集
「変えるほどではないけど、少しだけ直してほしい」。そんなときは、レッスン冒頭で軽く伝えるのが一番です。
角を立てず、笑顔で言える短いフレーズを集めました。丸暗記して先に言うだけで、いざというとき困りません。
| 伝えたいこと | 英語フレーズ | 使う場面 |
|---|---|---|
| ゆっくり話してほしい | Could you speak a little more slowly, please? | 講師が早口で聞き取れないとき |
| 初心者だと先に伝えたい | I’m a beginner, so please be patient with me. | 初回レッスンの冒頭 |
| もっと間違いを直してほしい | Please correct my mistakes as much as you can. | 訂正が少なく物足りないとき |
| 直しすぎず会話を続けたい | Please correct only the big mistakes. | 細かく止められて会話が進まないとき |
| 最後まで話させてほしい | Let me try to finish my sentence, please. | 話にかぶせてこられるとき |
| 今の話題を続けたい | Can we keep talking about this topic? | 話題を早く切り替えられそうなとき |
| 簡単な言葉で説明してほしい | Could you explain that in easier words? | 説明の英語が難しいとき |
| 今日の目的を伝えたい | Today, I’d like to practice travel English. | レッスンのゴールを共有したいとき |
| 自由に会話がしたい | I’d like to just have a free conversation today. | 教材より雑談で慣れたいとき |
| 今日はリラックスして話したい | I’d like to take it easy and just chat today. | 疲れていて軽く済ませたい日 |
コツは、不満が溜まった途中で言うのではなくレッスンの最初にまとめて伝えることです。先出しなら要求ではなく自己紹介になり、講師も快く応じてくれます。
すべて覚える必要はなく、自分がよく困る2つか3つだけで十分です。私はスマホのメモに貼って、レッスン前にさっと見返すようにしています。



「Could you〜?」で始めれば、どれも失礼にはなりません。伝えた瞬間、レッスンが自分仕様に変わりますよ。
よくある質問(FAQ)
講師と合わないと感じたとき、多くの人が抱く疑問をまとめました。同じところで迷っている人は参考にしてください。
Q. 講師を変えると失礼になりませんか?
まったく問題ありません。講師を選ぶのは生徒の当然の権利で、予約しなくても相手に通知はいきません。
そもそも講師側も、生徒に合わなければ別の講師を勧める文化で働いています。合う相手を探すのは、お互いにとって自然なことだと考えて大丈夫です。
どうしても気が引けるなら、無言で予約をやめるだけで十分です。丁寧に断る必要も、理由を説明する義務もありません。
Q. 毎回同じ講師と、いろんな講師、どちらがいい?
初心者のうちは、安心できる同じ講師を中心にするのがおすすめです。慣れてきたら、いろんな発音や話題に触れるために増やしていきましょう。
理想は、この記事で紹介した3〜4人のストックを回す形です。安心枠を軸にしつつ、たまに負荷枠で刺激を入れるとバランスよく伸びます。
Q. 要望を伝えるのが怖いのですが、変えるべき?
まずはこの記事のフレーズを1つだけ、丸暗記して先に言ってみてください。準備した一文を読み上げるだけなら、その場で考えるより何倍もラクです。
それでも言い出せない、伝えても変わらないなら、無理せず講師を変えて構いません。我慢は上達につながらないからです。
怖さを減らすいい練習は、あえて優しそうな講師を選んで一言だけ言ってみることです。一度成功体験を作れば、次からは驚くほど気軽に言えるようになります。
Q. 何人試しても合わないのは自分のせい?
いいえ、そのスクール全体の講師層があなたに合っていない可能性があります。無料体験を使って、別のオンライン英会話を試してみる価値は十分あります。
スクールごとに講師の国籍や雰囲気の傾向は驚くほど違います。合わないと感じたら、まずは場所そのものを変えるという選択肢も思い出してください。
私も、あるスクールでは全滅だったのに、別のスクールでは初回から相性のいい講師に出会えました。合う合わないはスクール単位でも起こる、と知っておくと気がラクです。
まとめ
講師と合わないのは、あなたの英語力や性格のせいではありません。最後に、今日のポイントを振り返ります。
- 「合わない」は3つに切り分ける…講師のスキル不足/自分の伝え方不足/単なる好みのズレ
- 合わない講師は、罪悪感なく変えていい
- 変える前に、要望を英語で一言だけ先出しで伝えてみる
- 予約前にプロフィール動画とレビューの中身を必ず確認する
- 合う講師は3〜4人ストックして固定化し、リスクを分散する
合わない講師に当たり続けて心が折れかけたのは、他でもない私自身です。だからこそ言えます、講師は選び直していい、と。
もし今日、合わない講師のことで落ち込んでいたなら、それはむしろ真剣に取り組んでいる証拠です。どうでもいい相手になら、合う合わないで悩んだりしません。
あなたに合う一人は、必ずどこかにいます。今日紹介した見極め方とフレーズを武器に、もう一度レッスンの予約画面を開いてみてください。
参考文献
Deci & Ryan「自己決定理論(Self-Determination Theory)」(自分で選んだという自律性が、学習の動機づけを高めるとする理論)。
執筆者:佐藤みなと(英会話コンパス編集長)。30歳まで英語ゼロだった元・国内営業マン。
オンライン英会話で英語をやり直し、これまでに10社以上を無料体験。自身の失敗談をもとに、初心者がつまずかないためのリアルな情報を発信しています。
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