
英語の会議で発言できない社会人へ|黙ってしまう3つの原因と割り込める5つの対処法

こんなことで悩んでいませんか?
- 英語の会議で最初から最後まで一度も発言できなかった
- 言いたいことは頭にあるのに、英文にする前に話題が変わる
- 割り込むタイミングが分からず黙って終わってしまう
- 日本語の会議なら意見を言えるのに、と悔しくなる
- 発言しない人だと思われていないか不安になる
英語の会議で発言できないまま終わった日は、実力以上に自分が小さく見えてつらいものです。内容は分かっているのに口を開けない、というもどかしさは経験した人にしか分かりません。
ただ、私が10社以上のオンライン英会話を受けて確信したのは、英語会議で発言できない原因は英語力そのものではないということです。原因を分けて手を打てば、次の会議から一言目は出せます。
この記事を読むと分かること
- 英語の会議で黙ってしまう3つの原因の正体
- 発言できない状態から抜け出す5つの対処法
- 英語会議で自然に割り込むための3つのコツ
- 会議で使える発言の型とフレーズ
- オンライン英会話を会議対策に使う具体的な方法
英語の会議で発言できないのはなぜ?黙ってしまう3つの原因


まず押さえたいのは、英語の会議で発言できない理由が一つではないことです。原因が違えば効く対策も変わります。
私が自分と受講生の失敗を並べて整理したところ、原因は大きく3つに分かれました。まず概要を見てから、1つずつ詳しく見ていきます。
- 原因1:英作文が終わる前に話題が次へ進む
- 原因2:割り込む文化に体が慣れていない
- 原因3:完璧な意見でないと言ってはいけないと思っている
原因1|英作文が終わる前に英語会議の話題が進んでしまう
一番多いのがこれです。日本語で意見が浮かび、それを頭の中で英訳し、文法を点検してから口に出そうとしています。
この工程には最低でも10秒前後かかります。ところが会議の話題は数秒単位で移るため、完成した頃には議題が次に行っているのです。



私も「今の論点ならこう言える」と思った瞬間に別の人が話し始め、そのまま出せずに終わった会議が何度もありました。
つまり負けているのは英語力ではなく処理にかかる時間です。文を作る量を減らせば、同じ英語力のままでも発言は間に合います。
原因2|割り込む会話の文化に体が慣れていない
日本語の会議は、相手が話し終えてから話し始めるのが基本です。相手の言葉に重ねると失礼だと教わってきました。
一方、英語の会議では発言の切れ目を待っていると順番は回ってきません。少し重ねて入るのが普通で、それを無礼とは受け取らない文化があります。
出典・根拠:ハーヴィー・サックス、エマニュエル・シェグロフ、ゲイル・ジェファーソン「会話における順番交替(turn-taking)システム」(1974)— 会話の話者交替には言語文化ごとの規則があり、話し手が終わる前に次の話者が開始する重なりも正常な仕組みとして位置づけられるとする研究。
つまり黙っている人は、遠慮している人ではなく意見がない人として処理されます。ここを知らないまま礼儀を守り続けると、実力とは無関係に存在感が消えてしまうのです。
原因3|完璧な英語でないと発言できないと思い込んでいる
3つ目は心理的なブレーキです。文法が崩れた英語を出すと評価が下がる、と無意識に信じています。
ところが実際の会議で評価されるのは英語の正しさではなく、議論に何を足したかです。多国籍の会議では非ネイティブ同士のほうが多く、崩れた英語は日常的に飛び交っています。
完璧を待つほど発言は遅れ、遅れるほど自信が減ります。この悪循環を断つには、精度ではなく速度を優先すると決めてしまうのが早道です。
英語の会議で発言できないときの対処法5つ


ここからは実際の対処法です。いきなり長い意見を言おうとせず、出せる一言を確実に出すところから積み上げます。
私が英語会議で発言できない状態から抜け出したときに効いたのは、次の5つでした。上から順に取り組むと負荷が少なくて済みます。
対処法1|会議の冒頭で必ず一言だけ発言する
最初の5分で一度でも声を出すかどうかで、その会議の難易度は変わります。一度も話していない状態から途中で入るのは、心理的なハードルが跳ね上がるからです。
内容は意見でなくて構いません。挨拶や確認の一言で十分で、その日の自分の声を場に出しておくことが目的です。
対処法2|意見ではなく「質問」から発言を始める
意見は組み立てに時間がかかりますが、質問は短い文で成立します。しかも会議への貢献としてきちんとカウントされます。
「今の数字はどの期間ですか」「誰が担当しますか」といった確認は、5語程度で言えます。質問は最も短く発言できる貢献だと考えてください。
対処法3|言いたいことを1文に削ってから話す
日本語で3文分の内容を思いついたら、英語では1文に削ります。背景や理由は後から聞かれたときに足せばいいからです。
結論だけを先に出し、相手の反応を見てから補足する。この順番にすると英作文の量が3分の1になり、話題が変わる前に間に合います。



「I think we should postpone it.」だけでも立派な発言です。理由を全部つけようとするから間に合わなくなります。
対処法4|会議前に3つだけ英文を用意しておく
アジェンダが事前に共有されるなら、自分が触れそうな論点を3つ選びます。それぞれ1文だけ英語で書き出しておきます。
本番でそのまま使えなくても構いません。一度英語にした内容は口から出る速度が上がるため、少し形を変えるだけで発言に化けます。
対処法5|発言できなかった内容を会議後にチャットで送る
その場で言えなかった意見は、会議後に短文で送っておきます。発言の機会を逃しても、貢献そのものは残せます。
これを続けると「意見のある人」という認識が定着し、次の会議で意見を振られるようになります。振られる側になれば発言のハードルは一気に下がります。
英語会議で自然に割り込む3つのコツ


発言できない人の多くは、割り込み方を知らないまま完全な沈黙を待っています。ところが英語の会議に完全な沈黙はほとんど訪れません。
そこで必要になるのが、角が立たない割り込みの技術です。コツは3つあり、どれも英語力を上げずに今日から使えます。
コツ1|合図の一言を先に置いてから内容を話す
いきなり内容から入ると、話している人と衝突して引き下がることになります。先に「入ります」という合図を1語置くのが定石です。
「Sorry,」「Quick question,」などの短い合図を出すと、相手は自然に譲ってくれます。この0.5秒で発言権を確保できます。
コツ2|相手の語尾に0.5秒重ねて入る
完全に話し終えるのを待つと、次の人に先を越されます。相手の文が終わりに向かった瞬間、少し重ねて声を出します。
出典・根拠:エドワード・T・ホール『文化を超えて(Beyond Culture)』(1976)— 文脈への依存度が高い文化と低い文化では、沈黙や間の意味づけが異なるとする高文脈・低文脈文化の理論。
日本語の感覚では失礼に思えますが、英語の会議では重ねて入るのは参加の合図として受け取られます。ここを乗り越えると発言回数が一気に増えます。
コツ3|オンライン会議では画面とチャットを併用する
オンラインの英語会議は、声だけで割り込むのが対面より難しくなります。音の遅延で衝突しやすいためです。
そこで挙手ボタンやチャットに一言書いて、司会に拾ってもらう形を使います。拾われてから話すなら、割り込みの緊張なしに発言できます。
英語の会議で発言できない状態を練習で埋める方法


ここまでの対処法は本番の工夫ですが、根本を変えるには練習量が要ります。ポイントは会議と同じ条件で口を動かすことです。
単語帳やリスニング教材をいくら増やしても、割り込む練習にはなりません。相手がいて、しかも待ってくれない環境が必要です。
オンライン英会話を「会議の予行演習」として使う
私が効果を感じたのは、レッスンを会話練習ではなく発言の訓練として使う方法です。講師に「意見を求める質問を多めにしてほしい」と最初に伝えます。
そのうえで、必ず結論を1文で先に言うと決めて答えます。この形を毎日繰り返すと、会議中の英作文の負荷がはっきり下がります。
ビジネス寄りの練習をしたいなら、日本人スタッフのサポートがあるレアジョブ英会話の公式サイトで、会議を想定した教材を選ぶのが手堅い選び方です。無料体験のうちに「意見を求めてもらう」形を試せます。
討論・ディスカッション教材で割り込みを練習する
次の段階は、賛成・反対がはっきり分かれる教材です。意見を言わないと話が進まないため、黙る選択肢がなくなります。
時事ニュースやディスカッション教材が豊富なDMM英会話の公式サイトなら、同じ論点を別の講師と繰り返して型を固められます。同じ話題を3回話すと、会議でも言葉が出る速度が変わります。



私は同じニュース記事で3人の講師と話しました。3回目には英作文をせずに口が動くようになっていて驚きました。
レッスン中に「割り込む」ことを課題にする
最後は割り込みそのものの練習です。講師が話している途中で、質問や確認を1回だけ入れると決めます。
相手は講師なので失敗しても損はありません。安全な場所で割り込みを体に入れることで、本番の会議でも同じ動きが出るようになります。
英語会議で発言できないときに使えるフレーズ集


覚えるのは長い表現ではなく、短くて確実に言い切れる型だけで十分です。ここでは場面別に厳選しました。
すべて3〜6語で言えるものに絞っています。会議の前に眺めておくだけでも、一言目が出やすくなります。
| 場面 | 英語フレーズ | 使いどころ |
|---|---|---|
| 割り込む合図 | Sorry, can I jump in? | 話の途中で発言権を取る |
| 短い質問 | Quick question on that. | 意見が作れないときの第一手 |
| 結論を先に言う | My point is simple. | 1文で言い切る前置き |
| 賛成を示す | I agree with that. | 最短で議論に参加する |
| 保留を伝える | Let me think about it. | 沈黙を避けて時間を稼ぐ |
| 聞き返す | Could you repeat that part? | 分からないまま流さない |
| 後で送ると伝える | I will follow up later. | その場で言えないときの逃げ道 |
特に最初の2つは、覚えた日から使えます。言う内容を決める前に、入る合図だけ先に出すのがコツです。
英語の会議で発言できない人のよくある質問


最後に、英語会議で発言できないことに関して相談の多い質問をまとめます。どれも私自身が悩んだ内容です。
聞き取れないのに発言していいのですか?
問題ありません。むしろ聞き取れていないときこそ、確認の発言をしたほうが安全です。
分からないまま黙っていると、認識のずれが後の作業に響きます。聞き返す一言は会議への貢献として扱われます。
TOEICの点数を上げれば会議で発言できますか?
直結はしません。読む・聞く力と、会議で割り込んで話す力は別の技能だからです。
点数が高いのに発言できない人はとても多く、必要なのは口を動かす回数です。詳しくは下の記事でも触れています。
TOEICの点数はあるのに話せない社会人へ|スコアと会話力のギャップが埋まらない3つの理由とタイプ別の抜け出し方
周りが英語を話せて焦ってしまいます
比較を始めると、発言はさらに出にくくなります。相手の英語ではなく、自分の発言回数だけを見るようにしてください。
1回でも話せた会議は前進です。同じ焦りの扱い方については、こちらの記事も参考になります。
英語ができる同僚に劣等感を感じる社会人へ|比べるほど話せなくなる3つの原因と5つの対処法
まとめ|英語の会議で発言できないのは英語力だけの問題ではない
英語会議で発言できない原因は、英作文にかかる時間・割り込む文化への不慣れ・完璧主義の3つでした。どれも英語力を上げなくても手が打てるものです。
まずは冒頭の一言と、短い質問から始めてください。1回話せた会議を積み重ねることが最短の近道です。
- 会議の冒頭で必ず一言だけ声を出す
- 意見が作れない日は質問から入る
- 言いたいことは1文に削ってから話す
- 合図の一言を置いてから割り込む
- オンライン英会話で割り込みを練習する
練習の場が必要なら、レアジョブ英会話の無料体験などで「意見を求めてもらうレッスン」を1回試してみてください。本番の会議より、はるかに安全に失敗できます。
執筆者:佐藤みなと(英会話コンパス編集長)
30歳まで英語ゼロの国内営業。オンライン英会話10社以上を無料体験し、英語会議で一度も発言できなかった時期を経て、質問から入る形で発言できるようになりました。
-
URLをコピーしました!

















