
オンライン英会話で講師の雑音がうるさいときの対処法|気まずくならない伝え方と講師の選び方

こんなことで悩んでいませんか?
- オンライン英会話で講師側の雑音がうるさくて集中できない
- 講師の家の生活音や話し声でレッスンが聞き取れない
- うるさいと感じても英語で伝えられずに我慢している
- 雑音を指摘したら講師に嫌な思いをさせないか不安
- 雑音の少ない講師をどう選べばいいのか分からない
レッスンが始まった瞬間、講師の後ろから子どもの声と犬の鳴き声。英語に集中したいのに、耳が全部そっちに持っていかれる。
私も最初の頃は、これを「自分のリスニング力が低いせい」だと思い込んで黙っていました。でも実際は、雑音は伝えていい問題で、しかも伝え方と講師の選び方でかなり減らせます。
この記事を読むと分かること
- オンライン英会話で講師の雑音がうるさく感じる3つの原因
- レッスン中にすぐできる雑音の対処法3ステップ
- 気まずくならずに雑音を伝える英語フレーズ
- 雑音の少ない講師を選ぶ3つの基準
- 改善しないときに取れる現実的な選択肢
オンライン英会話で講師の雑音がうるさいと感じる3つの原因


まず、なぜオンライン英会話で講師側の雑音がここまで気になるのかを整理します。原因が分かると、対処すべき相手が「講師」なのか「自分の環境」なのかがはっきりします。
私が10社以上で受けてきた実感でいうと、雑音がうるさいと感じる原因は3つに分けられます。どれか1つではなく、複数が重なっていることがほとんどです。
- 講師が自宅から配信していて生活音が入る
- マイクと通信環境が音を割れさせている
- 外国語だと雑音の中から声を拾えない
原因1:講師が自宅から配信していて生活音が入る
オンライン英会話の講師の多くは、自宅の一室からレッスンを配信しています。家族と一緒に暮らしていれば、生活音が入るのは構造上どうしても避けられません。
実際に私が遭遇したのは、子どもの泣き声、テレビ、鶏の鳴き声、隣家の工事、雨がトタン屋根を叩く音などです。特に朝と夕方は家族が活動する時間帯と重なるため、生活音が入りやすくなります。
ここで大事なのは、これは講師の怠慢ではなく環境の制約だということです。だからこそ、責める言い方ではなく「聞こえにくいので調整をお願いしたい」という相談の形で伝えるのが正解になります。
原因2:マイクと通信環境が音を割れさせている
次に多いのが、雑音そのものより「音質」が原因のケースです。パソコン内蔵マイクを使っていると、講師の声も部屋の反響音も同じ大きさで拾ってしまいます。
さらに通信が不安定だと、音が途切れたり金属的に割れたりします。この状態だと、部屋が静かでも「うるさくて聞き取れない」という体感になります。
見分け方は簡単で、講師が話していない無音のときにもザーッという音が続いていれば機材や回線が原因です。逆に、特定の物音が単発で入るなら生活音が原因になります。



「うるさい」の正体が生活音なのか音質なのかを切り分けるだけで、頼む内容がまるで変わります。
原因3:外国語だと雑音の中から声を拾えない
3つ目は自分側の要因です。日本語なら騒がしい居酒屋でも会話ができるのに、英語だと少しの雑音で崩れてしまいます。
これはよくある現象で、能力不足ではありません。同じ音量でも、外国語のときだけ負担が跳ね上がる仕組みがあります。
人は雑音の中から必要な声だけを選び取る力を持っていますが、この力は母語のときに一番強く働きます。外国語では、聞こえなかった部分を知識で補う余裕がないため、雑音の影響を強く受けます。
出典・根拠:コリン・チェリー「カクテルパーティー効果」(1953)— 複数の音が混ざる環境でも、人は聞きたい話し手の音声だけを選択的に聞き取れるとした聴覚的注意の研究。この選択は、聞こえなかった部分を言語知識で補完できるかどうかに支えられている。
つまり、講師の雑音がうるさいと感じるのは自然なことです。同じ音量でも、初心者ほど負担が大きくなると考えて構いません。
講師の雑音がうるさいときのレッスン中の対処法3ステップ


ここからは、雑音が気になった瞬間にレッスン内で実行できる手順をまとめます。順番が大事で、いきなり講師に頼むところから始めないのがポイントです。
私はこの3ステップに固定してから、雑音でレッスンが台無しになることがほぼなくなりました。全部で1分もかかりません。
- 自分側の聞く環境を先に整える
- 講師に一言で状況を伝える
- 直らないときの落としどころを決める
ステップ1:自分側の聞く環境を先に整える
最初にやるのは、自分の耳元を変えることです。スピーカーで聞いているなら、有線のイヤホンかヘッドセットに替えるだけで体感が大きく変わります。
スピーカーは部屋の反響と自分側の生活音も一緒に届けてしまいます。耳を塞ぐ形にすると、講師の声だけが直接届くようになります。
- 有線イヤホンかヘッドセットに替える
- 音量を上げすぎず、少し下げて集中する
- 自分のカメラを切って処理の負荷を減らす
- 教材の画面を開いて文字の支えを作る
意外なのが音量です。上げるほど雑音も大きくなるため、少し絞ったほうが声の輪郭がはっきりすることがよくあります。
出典・根拠:Mayo, Florentine & Buus(1997)”Age of second-language acquisition and perception of speech in noise” — 第二言語話者は母語話者に比べ、雑音の中での音声聞き取りに不利になることを示した研究。第二言語の習得開始年齢が遅いほどその差が大きいと報告されている。
ステップ2:講師に一言で状況を伝える
自分側を整えても改善しなければ、講師に伝えます。ここで我慢すると25分がまるごと聞き取りの苦行になるので、早めに言ったほうが得です。
伝えるときのコツは、相手を責めずに事実だけ伝えることです。「うるさい」ではなく「聞こえにくい」と言い換えるだけで、印象はまったく違います。
多くの講師は、言われればヘッドセットに切り替えたり、窓やドアを閉めたりしてくれます。私の経験では、伝えた回数のうち大半はその場で改善しました。
ステップ3:直らないときの落としどころを決める
頼んでも状況が変わらないことはあります。工事の音や外の騒音は、講師にもどうにもできません。
その場合は、レッスンの中身を切り替えてしまうのが現実的です。聞き取り中心の教材をやめて、自分が話す時間の多い内容に変えると被害を最小化できます。
- チャット欄に書いてもらう比率を増やす
- リスニング教材から会話練習に切り替える
- 今日は短めで切り上げると先に伝える
- 次回の予約は別の講師にする
音が聞こえないまま最後まで座っているのが一番もったいない使い方です。判断は5分以内に済ませてしまいましょう。
雑音がうるさいと講師に伝える英語フレーズ


雑音を伝えたいのに英語が出てこなくて黙ってしまう、という声をよく聞きます。ここでは、そのまま読み上げれば通じる短いフレーズをまとめます。
長い文を作る必要はありません。状況を短く言って、お願いを1つ足すだけで十分伝わります。
場面別に使える雑音対策のフレーズ
まずは定型を持っておくと、とっさに口から出せます。全部覚える必要はなく、上から2つだけ暗記すれば大抵の場面は乗り切れます。
| 場面 | 使うフレーズ |
|---|---|
| 雑音で聞こえにくい | Sorry, I hear some background noise. Could you speak a little louder? |
| マイクを替えてほしい | Could you use a headset if you have one? |
| 音が割れている | Your voice sounds a little broken. Could you check your connection? |
| もう一度言ってほしい | Sorry, I missed that. Could you say it again? |
| 文字で見せてほしい | Could you type that in the chat, please? |
| 今日は短くしたい | I’m having trouble hearing today. Can we finish a bit early? |
特に効くのは「チャットに書いて」です。音の問題を文字で回避できるので、雑音がひどい日でもレッスンが成立します。
気まずくならない伝え方のコツ
フレーズより大事なのが順番です。最初に「Sorry」と置いてから状況を言い、最後にお願いを付けると柔らかく聞こえます。
相手の環境を否定する言い方は避けましょう。「あなたの部屋がうるさい」ではなく「私に聞こえにくい」と主語を自分にするのが基本です。



主語を「I」にするだけで、指摘ではなく相談になります。これは日本語でも同じですね。
なお、雑音以外にも「聞き取れない」原因はいくつもあります。音の問題を切り分けたい方は、こちらも合わせてどうぞ。
オンライン英会話で聞き取れないときの対処法|原因3つと今すぐ使えるフレーズ
雑音の少ない講師を選ぶ3つの基準


その場の対処より効果が大きいのが、そもそも雑音の少ない講師を選ぶことです。予約の段階で3割くらいは避けられます。
見るべきポイントは次の3つです。どれも予約画面で30秒あれば確認できます。
- プロフィール動画の音の状態を聞く
- レビューで音質に触れた声を探す
- 時間帯と講師の生活リズムを合わせる
基準1:プロフィール動画の背景音を聞いてみる
プロフィール動画は自己紹介の内容よりも、音の環境を見るために使います。動画の背後にテレビや人の声が入っていれば、レッスンでも同じ環境である可能性が高いです。
逆に、声がクリアで反響が少ない講師は、ヘッドセットを使っている率が高くなります。私は動画の最初の10秒だけを聞いて判断しています。
基準2:レビューで音質に触れた声を探す
レビューは星の数ではなく、中身を読みます。「聞き取りやすい」「音がクリア」といった言葉が複数あれば、環境が安定している証拠になります。
逆に「回線が不安定」「雑音があった」という指摘が続いていれば避けます。ここは日本語のレビューが多いサービスほど判断しやすくなります。
講師選びそのものに迷っている方は、相性の見極め方をまとめたこちらも参考になります。
オンライン英会話で講師と合わないと感じたら|元・撃沈組が実践した見極め方と対処法
基準3:時間帯を講師の生活リズムに合わせる
同じ講師でも、時間帯によって環境が変わります。家族が寝ている深夜や早朝は静かで、夕食どきは生活音が増えるのが一般的です。
講師の居住国と時差を確認して、現地の深夜〜午前中に当たる枠を選ぶと当たりを引きやすくなります。日本の朝にレッスンを入れると、フィリピンの講師は現地の朝、静かな時間になりやすいです。
それでも雑音が改善しないときの選択肢


対処も講師選びも試したのに毎回うるさい、という場合は環境そのものを変える段階です。我慢を続けると英語ではなくストレスの記憶だけが残ります。
取れる選択肢は3つあります。順番に試すのがおすすめです。
選択肢1:レッスン後の評価でサービス側に伝える
ほとんどのサービスには、レッスン後の講師評価やフィードバック欄があります。ここに音の状況を書くと、運営から講師へ改善が促されます。
感情的に書く必要はありません。「背景に生活音があり聞き取りにくかった」と事実を1文書くだけで十分です。
選択肢2:環境の良い講師を2〜3人に固定する
一度でも「静かで聞き取りやすい」と感じた講師は、必ずお気に入りに入れておきます。これを2〜3人ためると、毎回のガチャに悩まなくなります。
ただし人気講師は予約が取りにくいので、予約なしで受けられるサービスを併用すると穴を埋められます。回数無制限で講師をすぐ切り替えられるネイティブキャンプ公式サイトのような形なら、雑音がひどい日にもう1回受け直すという逃げ方ができます。
選択肢3:無料体験でサービスごとの音質を比べる
音の環境は、講師個人だけでなくサービスの方針にも左右されます。講師の通信環境や機材について基準を設けているサービスもあるので、体験レッスンで比べるのが早いです。
比べるときは、同じ時間帯に2社受けて音だけに注目します。日本語で相談できる窓口があると環境面の質問もしやすく、レアジョブ英会話公式サイトのように日本人カウンセラーに相談できるサービスは初心者にとって心強い選択肢になります。



雑音だけで英語をやめてしまう人を何人も見てきました。環境は変えていいものです。
オンライン英会話の雑音についてよくある質問


最後に、雑音まわりでよく聞かれる質問をまとめておきます。どれも私が実際に迷ったポイントです。
雑音を指摘したら講師の評価に響きますか?
レッスン中に丁寧に伝える分には、評価とは無関係です。むしろ講師にとっては改善のきっかけになるので、黙って低評価を付けるより誠実な対応になります。
自分側の生活音も講師に迷惑ですか?
お互い様なので、過度に気にする必要はありません。気になるなら、自分が話さないときにミュートにするか、マイク付きイヤホンを使えば十分です。
レッスンを途中で終わりにしてもいいですか?
音が完全に聞こえない状態なら、無理に続けるより切り上げたほうがいいです。多くのサービスでは通信トラブルの申告制度があるので、規約を確認したうえで運営に連絡してみてください。
まとめ|講師の雑音は伝え方と選び方で減らせる
オンライン英会話で講師の雑音がうるさいと感じるのは、生活音・音質・外国語ゆえの聞き取り負荷が重なった結果です。あなたのリスニング力の問題ではありません。
- 先にイヤホンと音量で自分側を整える
- 「聞こえにくい」と主語を自分にして伝える
- チャットに書いてもらい音を回避する
- プロフィール動画とレビューで環境を見る
- 静かな講師を2〜3人お気に入りに固定する
今日のレッスンで試すのは、イヤホンに替えることと「Sorry, I hear some background noise.」の一言だけで十分です。この2つで、聞き取れないまま終わる25分はかなり減ります。
筆者:佐藤みなと(英会話コンパス編集長)
30歳まで英語ゼロの国内営業から、オンライン英会話でやり直しを始めて10社以上を無料体験。今も毎日レッスンを受けながら、初心者がつまずくポイントを実体験ベースで発信しています。
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