オンライン英会話で間違いを直してくれない理由|訂正を引き出す3ステップと頼み方

ノートパソコンでオンライン英会話のレッスンを受ける男性

こんなことで悩んでいませんか?

  • オンライン英会話で間違いを直してくれない講師ばかりで不安
  • めちゃくちゃな英語なのに「Good!」で流されてしまう
  • これでは自己流の英語が固まるだけではと感じている
  • 訂正してほしいと英語でどう頼めばいいか分からない
  • 直された内容をその場で忘れて、身についた実感がない

オンライン英会話を続けていると、「この講師、間違いを直してくれないな」と感じる瞬間が必ず来ます。文法がぐちゃぐちゃでも笑顔でうなずかれると、正しかったのか流されたのか分からず不安になりますよね。

ただ、私自身が10社以上のオンライン英会話を受けてきて分かったのは、訂正されないのは講師の怠慢ではなく、こちらが「訂正してほしい」と伝えていないケースが大半だったということです。頼み方を変えるだけで、同じ講師が別人のように直してくれるようになります。

この記事を読むと分かること

  • オンライン英会話で間違いを直してくれない3つの理由
  • 講師に訂正を引き出す頼み方の3ステップ
  • 直された英語を忘れずに定着させる復習のやり方
  • 訂正をお願いするときにやりがちなつまずきと回避策
  • それでも直してくれないときに取れる3つの選択肢
目次

オンライン英会話で間違いを直してくれない3つの理由

オンライン英会話で間違いを直してくれないと感じて考え込む学習者

まず押さえておきたいのは、講師が訂正しないのには理由があるということです。「この講師はやる気がない」と切り捨てる前に、何が起きているかを分けて見ていきます。

オンライン英会話で間違いを直してくれない理由は、大きく次の3つに分かれます。

  • 会話を止めない配慮で、あえて流している
  • 訂正はしているが、こちらが気づいていない
  • 「直してほしい」という要望が伝わっていない

理由1:会話を止めない配慮であえて訂正していない

オンライン英会話の多くの講師は、生徒が話し続けられることを最優先に訓練されています。細かく止めて直すと、初心者ほど萎縮して黙り込んでしまうからです。

つまり「直してくれない」は、多くの場合ミスではなく方針です。とくに初回や初心者向け教材では、意図的に流す講師が多くなります。

ハヤマ

私も最初は「手抜きされた」と思っていました。あとで講師に聞いたら「初回は自信をなくさせたくなかった」と言われて、少し反省しました。

理由2:訂正されているのに気づいていない

実はこれがいちばん多いパターンです。講師の訂正は「あなたの英語は間違っています」という形ではなく、正しい形でさりげなく言い直す形を取ることが多いからです。

たとえばこちらが「I go to Osaka yesterday.」と言ったとき、講師が「Oh, you went to Osaka yesterday!」と返す。これは相づちに見えますが、went に直したれっきとした訂正です。

出典・根拠:ライスター&ランタ「Corrective feedback and learner uptake」(1997) — 教室での訂正フィードバックを6類型に分類し、言い直して正しい形を示す「リキャスト」が最も多用される一方、学習者がそれを訂正と認識して言い直す割合は低いことを示した研究。

この研究が示す通り、リキャストは自然すぎて訂正だと気づかれにくいという弱点があります。「直してくれない」ではなく「直されたことに気づけていない」可能性を、まず疑ってみてください。

理由3:「直してほしい」という要望が伝わっていない

オンライン英会話の講師は、毎日何人もの生徒を相手にしています。目的も英語力もバラバラなので、こちらが黙っていれば「無難に楽しく」進めるのが基本になります。

逆に言えば、最初の30秒で要望を伝えるだけでレッスンの性質は変わります。次の章で、その具体的な頼み方を見ていきます。

オンライン英会話で間違いを直してもらう頼み方3ステップ

オンライン英会話のレッスンで講師に訂正をお願いする受講者

ここからは、実際に訂正を引き出すための手順を3ステップで解説します。順番に意味があるので、できれば飛ばさずに全部やってみてください。

  1. レッスン開始30秒で「直してほしい」と宣言する
  2. 直してほしい範囲を1つに絞って指定する
  3. 直された英語をその場で自分の口で言い直す

ステップ1:レッスン開始30秒で「訂正してほしい」と伝える

最初の自己紹介のあと、教材に入る前に一言だけ入れます。「Please correct my mistakes today.」だけでも十分に伝わります。

ポイントはレッスンの途中ではなく冒頭で言うことです。途中で言うと講師は「今の受け答えが不満だったのか」と受け取り、萎縮させてしまうことがあります。

冒頭なら単なる希望として受け取られ、講師も訂正モードに切り替えやすくなります。私の体感では、この一言があるだけで訂正の回数が明らかに増えました。

ステップ2:直してほしい範囲を1つに絞る

「全部直して」は、実はいちばん効果が薄い頼み方です。全部拾おうとすると講師は会話を止めっぱなしにするか、逆に諦めて流すかのどちらかになります。

おすすめは、その日に直してほしいポイントを1つだけ指定することです。「文法だけ」「時制だけ」「発音だけ」と絞ると精度が上がります

たとえば「Today, please correct my grammar only.」と言えば、講師は文法に集中して聞いてくれます。範囲が狭いほど、講師も指摘しやすくなります。

ハヤマ

私は曜日でテーマを決めていました。月曜は時制、木曜は前置詞、というように回すと、同じ間違いに何度も気づけます。

ステップ3:直された英語をその場で言い直す

訂正されたら、うなずくだけで終わらせないでください。必ず自分の口で、直された形をそのまま言い直します。

「I went to Osaka yesterday. OK, thank you.」と1回言うだけで十分です。この言い直しがあるかないかで、翌週に残っているかどうかが変わります。

出典・根拠:ライスター&サイトウ「Oral feedback in classroom SLA: A meta-analysis」(2010) — 口頭の訂正フィードバックを分析し、学習者自身に言い直させる「プロンプト」型の働きかけが、正解を示すだけの形より効果が持続しやすいと報告した研究。

つまり、訂正は「もらう」だけでは足りず、自分で言い直して初めて自分のものになるということです。講師の訂正を受け身で聞くのが、いちばんもったいない使い方になります。

直された英語を定着させる復習のやり方

オンライン英会話で直された英語をノートに記録して復習する様子

せっかく訂正を引き出せても、レッスンが終わった瞬間に消えてしまっては意味がありません。ここでは、直された英語を残すための最小限のやり方を紹介します。

レッスン直後3分で「直された一言」だけ書き出す

レッスンが終わったら、ブラウザを閉じる前に3分だけ時間を取ります。書くのは、その日に直された表現を3つまでです。

形式は「自分が言った英語 → 直された英語」の2行だけで構いません。理由や文法解説を書き始めると続かないので、あえて書きません。

この3分をやるかどうかで、1ヶ月後に手元に残る量がまったく変わります。メモの取り方そのものに迷っている方は、こちらの記事も参考にしてください。

オンライン英会話のメモの取り方【3ステップ】ノート術と復習のコツ

次のレッスンで「直された英語」を自分から使う

書き出したメモは、見返すだけでは定着しません。次のレッスンの冒頭で、前回直された表現を意識して1回使ってみてください。

使えれば定着した証拠、また間違えたならそれがあなたの「直しどころ」だと確定します。この往復が、訂正をもらうだけの学習との決定的な差になります。

同じ間違いを3回続けたら「型」として覚え直す

メモを続けると、同じ間違いが繰り返し出てくることに気づきます。三単現の s、過去形、a と the あたりが定番です。

3回以上繰り返した間違いは、単語ではなく短い文ごと覚え直すのが早道です。ルールを暗記するより、正しい文を口が覚えるほうが会話では速く出ます。

訂正をお願いするときのよくあるつまずきと回避策

オンライン英会話で訂正の頼み方に迷って戸惑う学習者

頼み方を変えても、うまくいかないことがあります。ここでは、実際によく起きる3つのつまずきと、その回避策をまとめます。

つまずき1:訂正が増えすぎて会話が止まってしまう

「全部直して」と頼んだ結果、1文ごとに止められて話が進まなくなるパターンです。真面目な講師ほど起こりやすくなります。

回避策は、訂正のタイミングを指定することです。「Please correct me after I finish talking.」と伝えれば、話し終えてからまとめて直してくれます。

つまずき2:直されると落ち込んで話せなくなる

訂正を引き出したのに、指摘されるたびに自信をなくしてしまう人もいます。真面目な人ほど、訂正を「ダメ出し」として受け取りがちです。

回避策は、直してほしい範囲を1つに絞ることに戻ることです。指摘の総量が減れば、受け止められる量に収まります

ハヤマ

私も文法を全部直された日は、正直かなりへこみました。テーマを1つに絞ってからは「今日はこれだけ」と割り切れるようになりました。

つまずき3:訂正内容を聞き取れずメモできない

口頭で直されても、聞き取れなければ記録できません。とくに発音の訂正は、耳だけで拾うのが難しいところです。

回避策はシンプルで、チャットボックスに書いてもらうことです。「Could you type it in the chat box?」と頼めば、ほとんどの講師が対応してくれます。

文字で残れば、レッスン後にそのままコピーして自分のメモに貼れます。訂正は「音」ではなく「文字」で残すのが鉄則です。

それでも間違いを直してくれないときの3つの選択肢

オンライン英会話で自分に合う講師を見つけて英語を楽しむ様子

頼み方も復習も試したのに、それでも訂正してくれない講師はいます。その場合は、こちら側の環境を変えるほうが早いです。

選択肢1:訂正が丁寧な講師を探して固定する

訂正のスタイルは講師によってはっきり違います。同じ会社でも、細かく直す人と会話重視の人が混在しているのが普通です。

数人受けてみて、直し方が合う講師を2〜3人に固定するのが結局いちばん早い解決策です。回数を気にせず多くの講師を試したいなら、予約不要でレッスンを受け放題のネイティブキャンプ公式サイトのような無制限型が相性がいいでしょう。

講師との相性そのものに悩んでいる方は、こちらの記事も参考になります。

オンライン英会話で講師と合わないと感じたら|元・撃沈組が実践した見極め方と対処法

選択肢2:訂正が文字で残るサービスに変える

口頭の訂正が残らないことが不満なら、レッスン記録が仕組みとして残るサービスを選ぶ手があります。講師が訂正内容や気づいた点を書き残す機能があると、復習の負担が一気に減ります。

たとえばレッスンノートに講師のコメントが残る【DMM英会話】オンライン英会話No.1のような環境なら、直された英語をあとから見返せます。無料体験で、講師がどこまで書いてくれるかを確かめてみるのが確実です。

選択肢3:教材を「訂正されやすいもの」に変える

フリートーク中心だと、話の流れを止めたくない講師は訂正を控えがちです。文法や表現を扱う教材に変えるだけで、訂正の回数は自然に増えます。

「直してくれない」と感じたら、講師を責める前に教材を疑ってみてください。訂正されやすい場を選ぶのも、立派な対策です。

訂正をお願いする英語フレーズとレッスン前チェックリスト

オンライン英会話で訂正をお願いしてレッスンを楽しむ女性

最後に、そのまま使える英語フレーズとレッスン前のチェックリストをまとめておきます。どれも中学英語レベルなので、読み上げるだけで大丈夫です。

訂正をお願いする英語フレーズ6つ

場面別に、使う頻度が高いものだけを選びました。まずは1つ目と2つ目を覚えれば十分に効果があります。

場面英語フレーズ
冒頭でお願いするPlease correct my mistakes today.
範囲を絞るToday, please correct my grammar only.
話し終えてから直してほしいPlease correct me after I finish talking.
チャットに書いてほしいCould you type it in the chat box?
もっと自然な言い方を知りたいIs there a more natural way to say this?
今のが正しいか確認したいWas that sentence correct?

レッスン前に確認したいチェックリスト

毎回すべてやる必要はありません。訂正が足りないと感じた週だけ、上から順に確認してみてください。

  1. 今日直してほしいテーマを1つ決めた
  2. 冒頭で伝えるフレーズを口に出せる状態にした
  3. チャットに書いてもらう頼み方を用意した
  4. 前回直された表現を1つ思い出した
  5. レッスン後3分の記録時間を確保した

全部やろうとすると重くなるので、私は1と5だけを習慣にしています。この2つだけでも訂正の残り方が変わります。

オンライン英会話の訂正についてよくある質問

ここでは、訂正まわりで受講者からよく出る疑問に答えます。細かい点ですが、知っておくとレッスンの受け方が変わります。

訂正を頼むと講師に嫌がられませんか?

まず嫌がられません。むしろ目的がはっきりして進めやすくなるため、講師にとっては歓迎される要望です。

気になるなら「I want to improve my grammar.」と理由を一言添えると、より伝わりやすくなります。

初心者のうちから訂正してもらうべきですか?

まずは話すことに慣れるのが先で、訂正は少なめで構いません。目安としては、レッスンに慣れて沈黙が減ってきたころからで十分です。

ただし、自己流の言い回しが固まる前に軌道修正できると、あとが楽になります。慣れてきたら範囲を1つ決めて頼んでみてください。

日本人講師のほうが直してもらいやすいですか?

日本語で理由まで説明してもらえる分、納得感は高くなります。「なぜその形が違うのか」を知りたい段階では有効です。

一方で、英語で直されて英語で言い直す練習も必要です。理解のための日本人講師と、量をこなす外国人講師を使い分けるのが現実的でしょう。

まとめ:直してくれないなら、直してもらえる受け方に変える

オンライン英会話で間違いを直してくれないと感じたとき、多くは講師の質ではなく伝え方と受け方の問題です。冒頭の一言と範囲の指定だけで、レッスンの中身は大きく変わります。

訂正はもらって終わりではなく、その場で言い直し、次のレッスンで使って初めて自分のものになります。まずは次の1回で「Please correct my mistakes today.」と言ってみてください。

それでも訂正が物足りないなら、環境を変えるのも手です。講師のコメントが記録に残るDMM英会話のようなサービスを無料体験で試し、自分に合う直され方を見つけていきましょう。

ハヤマ

直されない不安を抱えたまま続けるのが、いちばんもったいない状態です。今日の1回から、頼み方だけ変えてみてください。

執筆者:佐藤みなと(英会話コンパス編集長)
30歳まで英語ゼロの元・国内営業。オンライン英会話10社以上を無料体験し、自身も撃沈と挫折を繰り返しながら英語をやり直した経験をもとに、初心者がつまずくポイントを解説しています。

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